――高橋さんはこれまでたくさん生徒役を演じてきましたが、今回は初めての教師役ですね。
ちょうど『村井の恋』と同時期に生徒を演じる作品も公開されていたので、教師を演じることが決まった時は「え!教師ですか…!?」と戸惑いました。でも、生徒だけじゃなく、教師を演じる機会を与えていただきうれしいです。事務所の同期で同い年の鶴嶋乃愛さんが生徒役で出演していたり、同じく生徒役の曽田陵介さんや伊藤あさひさんも年上だったりして、お互いに「不思議だね(笑)」って話してました。
――田中とご自身で似ているところはありますか?
漫画を読んでいて、オタク感が表面に出てしまうところは似ているなと思っていたんですが、根本的なところは全然違うなと思いました。田中は「誰も分かってくれない」って心を閉ざしているタイプなんですが、私は「分かるでしょ!?」って人に共有したくなっちゃう強引なタイプなので(笑)。そういう部分は違うなと思いました。
一方で、田中は自分を閉ざしているけど、真っすぐ向き合ってくれた村井に対しては、自分が思っていることをちゃんと言葉にして、真摯(しんし)に向き合おうとするところがあって。私は素直に思いを伝えることがとても苦手なので、私が田中の立場だったら、どうしても恥ずかしがってしまうだろうなとか、そんなに真っすぐ人の目を見て発言できないだろうなと思うので、田中のそういうところは憧れます。
――ドラマでは、村井が田中にさまざまなアプローチをする姿が描かれていますが、実際にされたら私もときめいちゃうだろうなと思った場面はありますか?
村井の不器用で、強引にアプローチする姿がおちゃめでかわいいなと思うんですが、強引にハグをしたり、思いが溢れてつい行動に出ちゃったりするシーンが結構あって。その中でも特にキュンとしたのは、村井が田中に「3秒だけください!」と言って3秒間ハグをする場面です。
呼吸ができないくらいきつくハグした後、満面の笑みを浮かべてかわいらしい表情をするので、そこは年下好きな方からしたらたまらないでしょうし、私も演じながら「なんてかわいい子なんだ…!」って思いました(笑)。
――高橋さんご自身は、村井のようにグイグイアプローチする男性はどう思いますか?
これまでは絶対にないなと思っていたんですが、「本当に好き」という思いを真っすぐぶつけてくれて、こんなに自分を思ってくれる人がいたらなんて幸せなんだろうなと思うようになりました。
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