――シーズン1の放送から映画公開まで丸3年。チームワークの良さは変わらないが、大きく変化したこともあったそうですね。それが五十嵐に思いを寄せる新人診療放射線技師・広瀬裕乃を演じる広瀬アリスさんとのことですが…。
シーズン1から2まで約2年間ありましたが、その間にいろいろな現場を経験して、多くのものを背負ってきたことが実感できるような変化をアリスに感じたんです。それがあったからこそ、劇中の広瀬の成長に説得力があった。“ラジエーションハウス”にまた大きな武器が追加されたような気がします。もちろんアリスだけではなく、皆さん、すごくレベルが上がっているので、僕自身もとても刺激を受けました。
――窪田さん自身も30代になって、俳優という仕事に向き合う姿勢が大きく変わってきたということですが、具体的にどんな変化があったのでしょうか?
20代はとにかくがむしゃらに作品に向き合っていて、台本の読み方も表面的な感じになってしまっていることがありました。30代になり、個人的に結婚し、いろいろなことを共有できる人ができたり、私生活の時間も大切にする気持ちが芽生えてきたりしたことで、この仕事を俯瞰で見られるようになったんです。そのことで少し心に余裕ができましたし、これまではあまり人と物事を共有するのが得意ではなかったのですが、今はいろいろな方の話を聞いてみたいと思えるようになりました。
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