――「ラジエーションハウス」は窪田さん自身にとっても、30代に突入してから出合った作品です。このタイミングで五十嵐という役に携われたことも大きかったそうですね。
唯織はとても清らかな青年であり、あまり年齢を重ねたことによってにじみ出てくる俗っぽさみたいなものは出したくなかったんです。僕自身も年を重ねていくので、続編があったとしても、30代前半までしかできない役だと思っていました。その意味で昨年までのタイミングでドラマのシーズン2や劇場版の撮影ができたことは良かったです。ギリギリ間に合ったという感じでした。
――最後に改めて、本作への思いを教えてください。
こうやってドラマから劇場版まで続けてくることができたのは、「ラジエーションハウス」を見続けてくださった方々がいたからこそ。この映画には、ずっと作品を応援してくださった方々に恩返しをしたいという気持ちがいっぱい詰まっています。唯織と(甘春)杏(本田翼)の行方も見届けてもらえたらうしいです。
◆取材・文=磯部正和
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