眞栄田郷敦、自身の役づくりについて語る!「Tシャツのサイズがどんどんピチピチに…」<インタビュー>

眞栄田郷敦(C)NHK

人の心を読めるようになったら…「マサみたいな人がいてくれたら救い」


――眞栄田さんが思う心温まるシーンはどのような部分ですか?

自分の能力を誰にも言えずにいることで、周りの人に迷惑をかけてしまっていると佳奈花は思っていて、マサに能力のことを伝えようとする時に「秘密の一つや二つみんなある、俺だってある」といったようなことをマサが言うシーンは、マサと佳奈花の良い関係性が感じられて、個人的に好きなシーンです。

――もし眞栄田さんが人の心を読めるようになったら、佳奈花のような状況になると思いますか。

同じようになると思います。なかなか人を信用しきれなくなると思いますし、割り切ることも難しいと思います。普段は感じていても分からない振りをして、割り切ることができますが、人の心の中の声がはっきり聞こえてしまうと佳奈花のように人を信じられない状況に陥ると思います。本当にマサみたいな人がいてくれたら救いだなと思います。

――マサを演じる上で、佳奈花を特別視して演じるよう意識していますか?

関わり方を変えているというよりは自然と父親としての意識が強くなっていると思います。ドラマの前半では、「先輩として俺が面倒をみる」というような立場だったマサが、どんどん他のお父さんと変わらない人間になっていくマサの姿がとても人間味があって好きです。

――ドラマの注目ポイントを教えてください。

カナとマサの関係性を見て、人と人の信頼し合える関係性や、心許せる関係性など人と人のつながりがすてきだなと感じていただけたらいいなと思います。

――最後に読者にメッセージをお願いします!

1話15分のドラマにはなりますが、濃厚な15分になるのではないかと思います。最初はコメディー要素もあり、一人ひとりのキャラクターの個性や面白さが際立つと思いますが、見ていくうちに心にグッとくる作品にもなっていると思います。気軽に見ることができ、あまり感じられないような感情を味わえる作品になっていると思いますので、ぜひ見ていただけたらうれしいです。

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