中井貴一が主演・企画を務め、共演の松山ケンイチ 、北川景子らと共に一人2役を務めた映画「大河への道」が、5月20日(金)に公開される。本作は、前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの二つを軸にした物語だ。
――日本初の測量地図を作り上げた偉人・伊能忠敬。その史実をひっくり返すような驚くべき“秘密”を描いた「大河への道」は、立川志の輔さんの新作落語を映画化したコメディーですが、中井さん自身が映画化の直談判をしたそうですね。
中井:僕が志の輔師匠の「大河への道」と出会ったのは友人の勧めでしたが、これを映画化したいと思ったのは作品の素晴らしさ。現代劇と時代劇を実にうまくミックスしており、拝聴しているだけで、頭に映像が浮かんできたから。
今はテレビでも時代劇のレギュラー番組がほぼなくなって、この状況が続くと、時代劇の何たるかを知る人がいなくなってしまう。一度途絶えてしまったものを再興するのは大変だし、人の育成にも時間がかかる。時代劇を存続させるため、どんな手法があるのかを提示し、次の若い世代にバトンを渡したいという思いがありました。
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