宮沢氷魚、『ちむどんどん』今後の展開は「誰が誰と結ばれるのかも楽しみに見届けていただけたら」【インタビュー】

2022/05/28 08:15 配信

ドラマ インタビュー

和彦の子供時代を演じた田中奏生の印象は...

田中奏生(C)NHK


――和彦の子供時代を演じた田中奏生さんの演技はいかがでしたか?

子供時代の撮影には参加していなかったので実際お会いする機会はなかったのですが、映像を拝見して、彼の全てを分かっているかのような堂々とした雰囲気や、少しひねくれているような要素は取り入れたいと思いました。

その一方で、子供時代から年月も経っているし、和彦も留学するなど人間として変化が求められる環境下にいたので、引きずりすぎないようにと。子供時代には背伸びしている部分もあったと思うので、色々と経験してちょっと落ち着いた、大人になった和彦を演じたいと思っています。

――和彦は新聞記者になって暢子の前に現れます。

和彦は学芸部の記者として勤務しながらも、沖縄の歴史や文化みたいなものをライフワークにしたい、という大きな目標を持つ記者です。

新聞社でのシーンの撮影時には、戦場のようなピリついた空気みたいなものが常にあるのですが、新聞記者は「絶対にこれを成し遂げたい」という強い思いがないと続かない仕事だと思うんです。和彦には沖縄についての本を書きたいという夢があるので、これに向かっていろいろ経験を積んでいく。

もちろん最初はうまくいかなくて、上司の田良島さん(山中崇)に助けてもらうことが多いですが、とにかくその目の前にあるものに、思いっきり真正面からぶつかっていて。揉まれて成長し、少しずつ自分の目標に前進していると思います。

――これまで新聞社や新聞記者に対し、どのようなイメージを持たれていましたか?

僕はモデルをしていたので、新聞社ではありませんが、出版社の雑誌編集部には頻繁に行く機会が多くて。1人1人がデスクで自分の企画と向き合って、上司からアドバイスをもらう...みたいな景色は結構見てきました。もちろん時代も違いますし、パソコンや携帯などコミュニケーション方法も増えましたが、全体の空気感は参考にさせていただいています。

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