NHK Eテレで放送中の「人生デザインU-29」(毎週火曜夜11.00-11.25)。5月9日(火)の主人公は、看護師からボートレーサーに転身した孫崎百世選手。
とにかくスリルや刺激を求めて生きてきたという彼女は、19歳のときに看護師になり、充実した日々を過ごしながらも4年目で新たなことに挑戦したくなり、ボートレースの世界に飛び込んだのだという。
多くのボートレーサーが10~20代前半でデビューする中、28歳という遅咲きでデビュー。
「ボートは楽しそう」という軽い気持ちだったものの、速いだけでは1着を取ることができず、人間関係が厳しく駆け引きが必要な勝負の世界で、なかなか結果が出せない日々が続く。同期が1着を取ることも増えていく中、彼女は負け続け、先輩に頼み込んで特訓を受けることに。
「人生デザインU-29」には、若くして自分の会社を立ち上げた経営者や、世界を飛び回る旅人など、綿密な自己分析の結果、成功を収めている若者も多く登場するが、孫崎選手は、勝利をつかめずに苦しむ姿を全く隠さない。
悔しさで涙を流す場面も多く、レースでも最下位になり、転覆し、さまざまな困難に真正面からぶつかる。
番組プロデューサーの早乙女裕子氏は「気軽に飛び込んだように見えても、その世界に没頭し努力を惜しまない。そして追い込まれてもどこか楽しんでいるように見える姿に自然と応援したい気持ちが湧いてきました。
今の20代は『行きつく先が分からないと動かない』という人も多いと聞くが、まずは飛び込んでみる! という生き方もあるんだと思っていただけるとうれしいです」とコメント。
特訓の末、女性選手ばかりレースに挑戦する孫崎選手は、果たして突破口を見つけることができるのか? Eテレドキュメンタリーに、何度転んでも立ち上がるスーパーヒロインが主人公の“神回”が誕生するかもしれない。
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