――古屋さんは、現在、俳優と並行して、カメラマンもされていますが、撮影されているのはハイブランドのイメージ映像などプロフェッショナルとしてのものです。両立されるのは、ものすごく大変なのでは?
めちゃめちゃ大変です!(笑) でも、両立するのはすごく楽しくもあるんです。僕の作品はドラマとは撮り方が違うので、ドラマの撮影現場は新鮮ですし、ファッション系での撮影は使用するクリエイティブ脳が違うので、撮影をすることでお芝居に良い影響を与えているのではないかと思います。裏方に入るときは髭ボーボーできったない感じで(笑)、服装も全然違います。常に真っ黒で、いかに裏方として存在を消せるかを意識しています。
――存在は消しても、作るものに対しては…。
制作の方が我が強いです。こうしたい、ああしたい欲が強いので、面倒くさいと思います。作っている時は、鬱陶しい人間だと思いますね(笑)。その一方、役者の時は与えられたものでいかに表現できるかなので、その両方ができることはとても楽しいです。
――俳優の仕事に入ると、今度は創作意欲が湧いたり…?
します! 出会う人が変わるので、この方だったら、どんな表現ができるだろうと考えたりするんです。例えば、綾瀬はるかさんでしたら、ドラマでは強い麗子ですけど、ファッション系のエッジの利いたアート系の表現にした場合、どんな表情をされるのかな?と想像するとワクワクしますね。
――では、大泉さんを撮影されるのでしたら、どんな感じに?
大泉さんはジョーカー的存在なので、何でもできちゃうんですよね。たぶん、スーツで光をガンガンに当ててもいけるし、アート系のリアルクローズじゃない服装でもソツなくこなせてしまうと思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)