チームのエースとして設立時からサクラナイツの顔である内川。しかし今期は登板を沢崎や堀に譲る場面もあった。特に4月25日の2回戦では、本来1回戦に出た堀がトップか2位なら連闘、3位以下なら内川が出る予定だったという。しかし森井監督は1回戦で3位につけた堀の「行きたい」という希望を聞き、内川もこれを受け入れた。結果、2回戦で堀はトップとなり、チームは優勝に大きく近づく。
「最初の2年は、全て自力でやろうと考えていましたが、今年は成績が出せないなら違う部分で補う、引くところは引く方がチームのためになるということを学べたと思います。メンバーはみんな(試合に)出たがりですが、優勝するためには調子のいい人を出すのが大事。麻雀は運の要素がある競技で、運はメンタルにつながる部分があるので」(内川)
そんな内川について、堀は「僕と全然違って、僕に無いものをめちゃくちゃ持ってる。勝負に熱いし何に対してもピュアだし、インタビューの返しなんかもしっかりしてて、チームのバランスをとってくれる。全部任せちゃってますね。僕は麻雀以外何もできないので…リスペクトしています」と信頼を見せる。森井監督は「内川さんの麻雀はヒーロー気質で、ドラマチックな勝ち方をする。チームのまとめ役だし、優しいけど熱くて涙もろいところもある。グイグイ引っ張っていくというよりは、包み込むタイプのリーダー」と評し、岡田は「天然でちょっと抜けてるメンバーが多いので、内川さんがいなかったらカオス。もちろん麻雀の面でも頼りにしています」と尊敬の意を表した。
麻雀講師としても活動し、YouTuber・東海オンエアの虫眼鏡との共著「勝てる麻雀をわかりやすく教えてください!」など、初心者層への麻雀の普及にも積極的に動いている内川に、麻雀を良く知らない人へ面白さを伝えるとしたら?と尋ねた。
「麻雀は、自分の思考や意志を反映するゲーム。まずは自分の力で手を完成させて、上がる楽しさを知ってほしいです。僕の開催している初心者向け教室だと、誰かが役を完成させると皆で拍手したりするんですよ。まずはゲームとしての楽しさを感じてもらって、徐々に奥深いところを知ってもらえたらと思います」
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