著作権どうなってるの?ディズニーが「チップとデール」新作で攻めすぎ!海賊版問題にも切り込む

2022/05/30 06:30 配信

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チップとデールがカムバック!(C)2022 Disney Enterprises. Inc.

5月20日より配信中のディズニープラスオリジナル長編映画「チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ」(ディズニープラスで独占配信)。世界中で愛されているシマリスのコンビ、チップとデールを主役に、本国アメリカで1989年より放送された同タイトルのアニメーションシリーズの後日談となる本作。実はアニメは彼らが“役者”として演じていて、現実世界に存在していたというストーリーが展開する。その挑戦的な内容から、配信されるや視聴者から感動や興奮、さらには心配(?)の声まで続々と寄せられ、反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)

大人気シマリスコンビが現実世界に存在!?


本作は、1943年にスクリーンデビューしたチップとデールにとって初の長編主演映画。その人気を不動のものにしたアニメーションシリーズ「チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ」(1989年)から30年後を描く。

子どものころからの友人、チップとデールは、ショービジネスで成功することを夢見て下積み時代を送っていた。そんななか、彼らとハツカネズミの女の子・ガジェット、ネズミのモンタリー、ハエのジッパーで結成したレスキュー・レンジャーズの活躍を描くテレビシリーズが大ヒットし、一世を風靡する。しかし、その栄光は長くは続かずシリーズは打ち切り。レスキュー・レンジャーズは解散し、2人は別々の人生を送ることに。

そんなある日、かつての仲間、モンタリーがチーズ依存症で借金を重ね、ついには誘拐されてしまう。チップとデールは彼を救うべく、レスキュー・レンジャーズとして復活する。

30年の時間というのは、変化を生むもの…。いまは保険会社のセールスマンになったチップは2Dアニメーションのままだが、デールは“CG手術”を受けてフサフサの毛並みが分かる3Dに!

そんな彼らがいる世界は現実=実写と、3つの世界が入り混じった“ハイブリッド実写CGアニメーション”となっている。

キャラクターの大渋滞!


映画表現の新境地ともいうべき世界で物語は繰り広げられていくのだが、その世界に視聴者から驚きや歓喜の声が寄せられている。

そこには、「美女と野獣」のルミエール、「リトル・マーメイド」のフランダー、超実写版「ライオン・キング」のプンバァなど、ディズニーキャラクターたちが次々と登場。さらに、「インディ・ジョーンズ」「スター・ウォーズ」といった映画のネタも。

さらに、いわゆる“ディズニー作品”以外のキャラクターも参戦。SNSでは「著作権関係どうなってるの」「いろんなキャラでてきてホントに見てて楽しい!」「登場キャラやオマージュは数知れず。何度も見たくなる最高の一作」と大盛り上がりだ。