松井が演じる一花は、首に巻いた赤いスカーフがトレードマークの元デザイナー。傍若無人な社長・珠代にかたくなに反発する一方、土いじりが好きで植物を愛する優しい一面を持ち、なぜかカンフーのような片足立ちのポーズを取るクセがあるという複雑なキャラクター。
一筋縄ではいかない役どころに挑むにあたり、「台本を読んでとてもやりがいのある役だと感じたので、きちんと向き合って撮影に入ろうと、気合十分で臨みました」と、意気込みをもって現場へ入った松井。
「自分のために生きると決意し強く見せようとする反面、その中に隠している本当の自分があり、いろいろな感情を持つ女性だったので、その部分をどう見せるか監督と話し合いながら丁寧に演じました」と、一花の隠れた心情をも細やかに考えて演じきったことを明かした。
また、松井は回想シーンで一花の高校時代も熱演。ドラマで高校生を演じるのは「僕の初恋を君に捧ぐ」(2019年)以来で、昨年10月、ショートカットにしてからは初めてのことだという。
赤いリボンつきのブラウス、プリーツスカート、ベストという制服を身に着けて思春期の一花を演じた松井は「高校生は正直もう無理があるなと思いながら、久々の制服にそわそわしました」と、はにかみながら撮影の感想を語った。
さらに、第7話には、現役高校生たちを追った恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」(ABEMA)で注目を集めたインフルエンサー・石川涼楓も、若手社員・海野翼役で登場。
翼は松井演じる一花に疑いのまなざしを向けているのか、“ある証拠”を大岩たちにもたらして捜査を急展開させる。現在20歳の石川が、ビジネススーツに身を包んで、地上波ドラマ初出演&刑事ドラマ初出演を果たす。
もともと刑事ドラマが大好きで、「警視庁・捜査一課長」も見ていたという石川は、「まさか私がテレビの前に座って見ていたドラマでお芝居をすることになるなんて思ってもみませんでした」と喜びつつも、「初めての刑事ドラマ、そして豪華俳優陣の皆さまとご一緒するということで、これまで感じたことのないようなプレッシャーを味わいました(笑)」と緊張しながら懸命に演じたことを告白。
「今までは女子高生や比較的派手めな役を演じることが多かったので、社長に忖度(そんたく)をする地味な会社員という新たな私にも注目して見ていただけたら…」と新境地に挑んだことを石川はアピールした。
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