6月1日(水)の「クローズアップ現代」(毎週月~木曜夜7:30-7:57、NHK総合)では、「その“痛み”を抱きしめて~作家・桐野夏生さんの問いかけ」と題して、作家・桐野夏生氏のインタビューが放送される。政治経済の動きから、暮らしに直結する話題や最新トレンドまで、幅広いテーマを徹底した現場取材で掘り下げる同番組。
今回、桐野氏が最も関心のある人物の1人という「クローズアップ現代」キャスターの桑子真帆アナウンサーが聞き手を担当。桐野氏は、同インタビューで人や物事をひとくくりにする「『安易なラベリング』に抵抗するために仕事をしている」と語る。
桐野氏は、「OUT」「グロテスク」など、これまで社会に顧みられることのない女性たちと、その痛みを圧倒的な筆力で浮かび上がらせてきた。2021年に女性初の日本ペンクラブの会長に就任し、2022年に女性の貧困と生殖医療を題材とした最新作「燕は戻ってこない」を刊行。その生き方や考えが多くの人に勇気を与えている。
桑子さんは、とても吸収力があり共感能力が高い方だと感じました。だから、こちらが緊張したり、弛緩したりすることもなく、ごく自然にお話ができました。同じ女性として、これからも長く活躍していただきたい、と願っています。