日本テレビ系で放送中の平日朝の情報番組「ZIP!」(毎週月~金曜朝5:50-8:00)の天気予報コーナーを今年4月より担当しているマーシュ彩。2000年9月29日生まれ、現在21歳のマーシュは、番組の8代目お天気キャスターとして老若男女から注目を集めている。今回「ザテレビジョン」では、そんなマーシュへインタビューを実施。お天気キャスターとして意識していることや出演者との交流など番組について、さらには芸能界入りの経緯や趣味、今後の目標など自身についても聞いた。(※取材は5月中旬)
――お天気キャスターに決まった時のお気持ちと、実際に出演してみてのお気持ちはいかがですか?
お天気キャスターに決まった時は、びっくりしたという思いも強かったんですけど、とてもうれしかったです。お天気キャスターとして出演して2週間くらい経ったころから、いろいろな方に「慣れてきましたか?」って聞かれるんです。「まだ全然慣れていないです」とそのころは答えていたんですけど、1ヵ月半くらい経って、やっと生活リズムが出来てちょっとずつ心に余裕が生まれてきた感じはあります。
――生活リズムはどのような感じでしょうか。
「ZIP!」が終わって他のお仕事がある日だと、大体17時くらいまでお仕事をして、帰ってきてご飯を食べてお風呂に入ったりして、遅くとも21時までには寝ています。朝は2時45分までには起きて、日本テレビに着いたら着替えやメイクをして、気象センターで原稿の時間を計ったり、予報画面を見て当日の予報の確認などをしています。することがたくさんあるので、気付いたらもう本番が始まっているという感じです。
――出演者の皆さんとの交流はありますか?
出演者の皆さんとはいろいろな話をしていて、いつもすごくにぎやかです。水卜(麻美)さんや、たくさんの方から「落ち着いているね。1ヵ月目とは思えない」と言ってもらえるのですが、自分の中では「それでいいのかな、フレッシュさが足りないんじゃないかな」って思ったりしています(笑)。だけど、褒めてくださるのはとてもうれしいです!小林(正寿)さんとも、くぼ(てんき)さんとも、天気のお話だけでなく、少しずつ中身を知っていけている感じがあります。お二人ともすごく聞きやすくて話しやすいので、私が気になったことは全部聞くようにしています。例えば、「今日の天気は何て表現するのが正解なんだろう」とか、「こういうことを伝えたいけどどういう言い回しがいいんだろう」という疑問は、聞くとすぐに返してくださるので、とても頼りにしています。
――お天気を伝える上で意識していることは?
いっぱいあるんですけど、身体が不必要に動かないようにするとか、語尾を伸ばさないといったことから始まり、今は曜日パーソナリティーの皆さんや気象予報士さんとの掛け合いを意識しています。想定通りにいかない場合もあるので、伝えなければいけないことは伝えつつも、いただいた質問には素直に答えることです。ただ答えるだけじゃなく、自分の意見や理由ものせたいんですけどそれが難しいなって思っていて今頑張っているところです。
――周囲の人からアドバイスをもらうこともありますか?
アナウンス学院に通っているので、わからなかったことや疑問に思ったことは全てメモして先生に聞いています。先生も見てくださっているので、「ここはこうした方が良かった」とか、「ここは良かったよ」といったアドバイスをいただいています。反省会のときにも自分でも放送を確認して、「ここは時間が余っちゃってるからもう一言あっても良かった」「質問に答えているだけだから理由があってもいい」などのように振り返っています。なかなか本番になると難しいんですけど、積み重ねかなと思っています。
――憧れのアナウンサーや目指したい人物像は?
目指したい方の一人に、水卜さんがいます。水卜さんの話し方がすごく好きで、落ち着いていて声もそんなに高くなく、語尾に「っ」が入っていて明るく聞こえるんです。それを先生と一緒に分析していて、憧れているところなので真似していきたいです。私はそこまで早く喋る方ではないんですけど、自分なりのペースでも語尾に「っ」をつけることを意識して明るく聞こえるようにするなど、水卜さんから学ばせていただいて取り入れていきたいです。