「水曜どうでしょう」藤村忠寿D、会社員人生の極意を語る『20代は楽しいなんて幻想抱くなと言いたいね』<サウナの神さま>

2022/05/27 18:00 配信

バラエティー

「サバンナ高橋の、サウナの神さま」より藤村忠寿Dがゲストに登場(C)TOKYO MX


――高橋:じゃあ休日にストレス発散、みたいなことですか?

藤村:そう、もう土日は。東京は東北にも行けるし静岡、長野にも行けるし意外とあちこち行けるってことに気づいて、「基地として最高だな!」と思って東京は好きになったけど、仕事は好きになれなかったね。

――高橋:変に「仕事好きになろう」っていうマインドじゃないっていうのもありなんですね。
全然ありだと思います。

藤村:20代の頃って仕事は絶対面白くないと思う。学生だったら4年間あるけど下級生の頃ってやっぱりきついじゃない?20代って社会の中で1年生だから、面白いワケがない。自分はレギュラーとりたいのにとれないわけでしょ?だから、20代楽しいなんて幻想抱くなっていいたい。そこでちゃんとやってると、40代になった時に楽しくなるから。仕事なんかそんなもんだって。変な向上心あるとさ、会社辞めたりするからそっちの方が体力使うからね。

初めは「誰も期待してなかった」


藤村:ローカル局で、お金もかけられないところでタレントさんを呼んで東京みたいな華々しいバラエティー番組なんかできるわけがないから、夢もなかったわけよ。とりあえず一枠あるからなんかやれ、半年ぐらいで作ってみろと。誰も期待してなかった中でやったのが「水曜どうでしょう」。

――高橋:その時点では番組作りのノウハウが全くないじゃないですか。

藤村:お金も規模も全く違うしタレントさんもいないのにそんなに(東京と同じように)作るのはおかしくないかと思って。もう、でっかいカメラなんか要らない、デジカメ一個で旅しようって始めたの。そうするとカメラマンが要らないから、ディレクター2人とタレント2人ならタクシー1台に乗れる。そうすると移動がラクじゃない?10月にスタートして年明けにはオーストラリアに行ってた。ローカル番組で海外に行くっていうこと自体もまず信じられなかったけど、大学生が4人で旅行に行くぐらいの規模だって考えたら、100万円もあればお釣りが来るぐらいな感じなんだよね。

――高橋:ガチ旅番組っていうことですか。

藤村:ガチ。完全にガチですね。

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