――今作は全てが団体曲で構成されています。ソロ曲やユニット曲を入れず、団体曲で構成した理由を教えてくださいい。
WOOZI:今作の企画段階から全部団体曲にしようと考えていました。理由としては、久しぶりに発売するフルアルバムでもありますし、ユニットそれぞれのカラーもSEVENTEENとしては重要ですが、今作では内面の率直さを表現するアルバムというところから始めたので、SEVENTEENの本来の姿をお見せしたいと思ったからです。初期の企画段階では、少し無謀なのではと思いましたが、こうして良い作品を出すことができて大変うれしく思っています。
――今作もWOOZIさんを筆頭にメンバーの皆さんが制作に参加されたとのことですが、今作を通してどんなメッセージを伝えたいですか?
WOOZI:今作にはSEVENTEENが音楽で伝えようとする感性と感情を余すところなく込めました。それぞれ内面の悩みを象徴する“影”を乗り越えて、より強靭な存在となってすべてのことに正面から立ち向かって戦い前に進んでいく。そんな希望に満ちたメッセージを込めています。恐怖に立ち向かい、自ら勇気のある選択をした僕らの歩みを盛り込んだアルバムですので、多くの方に愛していただければと思います。
――他に注目してほしいところはありますか?
DINO:最も注目してほしいのは野心と情熱です。『13 Inner Shadows』という13人それぞれにとっての恐怖を描いた映像をトレーラーとして発表したのですが、そこに描かれた恐怖を乗り越えてさらに強靭な存在になったSEVENTEENの姿を見ていただけたらと思います。
――今作を準備する中で、印象に残っているエピソードはありますか?
JEONGHAN:アルバムのバージョンごとにストーリーが異なるので、指輪をはめるときとはめないときがあるんです。僕は撮影の順番が前の方だったので、撮り終わったら早く帰れるはずだったんですが、指輪を外して撮らないといけないところを、指輪をつけたまま撮ってしまって。撮り直すために最後に帰宅することになってメンバーにからかわれました(笑)。指輪があるかないかでストーリーに違いがあるので、そういった部分にも注目してください。
JUN:指輪について、注目してほしいところがもう一つあります。今、僕らはホワイトダイヤモンドの指輪をはめてるんですが、アルバムのトレーラー映像では、SEVENTEENの暗い姿を見せるためにブラックダイヤモンドの指輪をつけているので、そこにもご注目ください。
――今作のトレーラー映像では、それぞれの内面の“影”が映し出されていましたが、実際に皆さんの意見が映像に反映されていたのでしょうか。
SEUNGKWAN:昨日(5月26日)はデビュー7周年でもありましたし、それぞれが長い間持っていた悩みをCARATの皆さんに率直に話したいと思いました。
スタッフの皆さんも、SEVENTEENについていつも明るくてさわやかなイメージを持っていただいていると思うんですが、それを表現するための僕たちの悩みなどもありました。そういった部分を率直に表現すべきではないかと思い、それぞれのメンバーのストーリーテリングを通じて感情や悩みをトレーラー映像に盛り込んでみました。