――今作はサイコサスペンスなので、オンとオフの役の切り替えが大切だったのではないかと思いますが、お二人は切り替えができるタイプですか?
茅島:私はこれまで切り替えられるタイプだと思っていたんですけど、今回はできなくて、暗くなることが多かったように思います。普段は学校でもよく喋るんですけど、友達にいつもより静かだねって言われたので、無意識に引っ張られていたのかもしれないです。監督やプロデューサーに浸りすぎると良くない役だと忠告されていたんですけど、暗くなりがちだったので、電話で母と話すようにしていました。
藤原:僕も普段から役に引っ張られることはないんですけど、今回は特に引っ張られたくないと思ったので、オフのときはオシャレをして外に出るようにしました。一真は臆病な面のある普通の男の子なので、平常時の自分よりもちょっとテンションを上げるようにしていましたね。
――それだけどっぷりと深みに誘う作品だったのでしょうね。では最後に、本作の見どころを教えてください!
茅島:最初に台本を読んだときに想像していた内容と毎回の結末が全然違って、裏切られるところが面白いなと感じていました。そして、沙羅がどうしてこのようになってしまったのかが後半になるにつれて見えてくるので、推理をしながら見ていただくと面白いのではないかなと思います。また、誰かと一緒にいるときと、1人でいるときの沙羅の表情はかなり違うので、そこに怖さを感じていただけたらうれしいです。
藤原:1話30分で7話しかないのであっという間だと思うんですけど、その中で繰り広げられる展開は、現時点で日本一だと思います(笑)。それぐらい衝撃的ですし、万華鏡のように見る角度によって見えるものが違うので、目が離せないと思います。毎話、急展開があって、それが最終話まで続くので、最後の最後までしっかり見ていただきたいです。
取材・文=及川静
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