6月13日(月)、「世界はほしいモノにあふれてる 神秘のバルト三国 SP」(NHK総合、夜10:00-10:45)が放送されることが明らかになった。
「世界はほしいモノにあふれてる」は、ファッション、グルメ、インテリア、雑貨など、世界各地に眠る“きら星のような素敵なモノ”を探し求める紀行番組。MCは鈴木亮平とJUJUが、ナレーションを神尾晋一郎が務める。
今回取り上げられるのは、使う人をあたたかな気持ちにさせるような美しい手仕事で有名なバルト三国。リトアニア、ラトビア、エストニアの3つの国の総称であり、ヨーロッパの北東部に位置し、フィンランドやロシア、ポーランドなどと国境を接している。実は「次に行きたい国ランキング」で上位に入るほどの、旅好きの人々の間では注目の国々でもある。
さらに、“バルト海の真珠”と呼ばれるラトビアの首都リガを始め、バルト三国の首都は、すべて世界遺産である。この国々で育まれてきたのが、美しきハンドクラフト。人々は長い冬の間、家にこもって生活雑貨や民芸品を手作りし、春になると街に売りに出ていたという。
今回の旅では、リトアニア雑貨のバイヤーに密着。毎年春に開かれる国内最大のハンドクラフト市「カジューカス祭」での買い付けの様子を取材。さらに、自然豊かな土地で作品を作り続ける、現地の作家の家も訪問する。
そして、ラトビアで受け継がれてきた神話が息づくオーナメントや、エストニアの「精霊が宿る」と言われるユネスコ無形文化遺産のサウナも紹介。旅を続ける中で、かつて50年にわたりソビエト連邦に占領されながらも、守り受け継がれてきた民族の誇りが浮き彫りになる。
豊かな自然とともに暮らしてきた人々の祈り、 そして激動の時代をのりこえた民族の誇りが息づく場所を舞台とした今回の放送を受け、MCの鈴木は「自分たちのルーツの柄とか色を大切にしてほしいというところにぐっときました」、JUJUは「知らなくてはいけないことがある。今だからこそ、すごく感動しました」とコメントしている。