大泉洋“篠田”が感謝する綾瀬はるか“麗子”の弁護士としての頼もしさ＜元彼の遺言状＞

綾瀬はるかが主演を務める月9ドラマ「元彼の遺言状」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第9話が6月6日に放送された。篠田(大泉洋)が容疑者となった事件について調べ始める麗子(綾瀬)。閉鎖的な村ゆえの困難があったが、強気な麗子の頼もしさが光った。(以下、ネタバレがあります)

篠田の事件を調べるため漁村を訪れる

同作は、どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器にする敏腕弁護士・剣持麗子が難事件に挑む“痛快リーガルミステリー”。麗子の事務所で雑用係として働きながら、タッグを組んで事件を解決する篠田を大泉洋が演じる。

原作は、2021年に宝島社主催で行われた第19回「このミステリーがすごい！」大賞で、大賞を受賞した新川帆立による同名小説。原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく。

6年前に起きた「十ケ浜強盗殺人事件」の容疑者だった篠田(本名は田中守)。第9話は、麗子が篠田の無実を証明するため、事件が起きた漁村を訪れた。

事件当夜の電話が鍵

事件は、殺された実業家の小笠原(田山涼成)が主催したパーティーで起きた。凶器の包丁と、中身が抜き取られた小笠原の財布には篠田の指紋が残っていた。

知り合いに頼まれてパーティーの助っ人として参加していた篠田。徹夜での準備でパーティーの途中で眠ってしまい、目を覚ましたら小笠原が死んでいたと主張する。

逃亡を図ったのは、「逃げろ。このままだとあんたが殺人犯にされるぞ」という電話がかかってきたからだった。

誰がかけてきたのか分からない電話だったが、篠田はその時に聞こえた物音が、診療所の風見鶏の揺れる音だったと気付いた。

篠田の身元引受人となった津々井(浅野和之)と紗英(関水渚)も交えて推測していく麗子たち。この4人でのシーンはユーモアもあり楽しい場面となった。