――かなはエントランスを顔パスで通過することにこだわっていますが、お2人も何かこだわりはありますか?
趣里:冬でも氷が入っているアイスの飲み物です。
藤木:体冷やしちゃだめだよ(笑)。特に女性は。
趣里:最近、30歳を過ぎて、気を付けないといけないかなとは思い始めてはいますが…。風間杜夫さんが、舞台袖で氷水をカラカラって飲んでいて、格好いいなと思いました(笑)。私は冷たいものが好きなので、冬はあったかいお茶を作って、わざと外に置いて冷やします(笑)。
藤木:逆に、僕は温かいものが多いですね。特にコーヒーはアイスで飲まないです。ライブのステージドリンクもホットです。
――もし、自分が脚本を書くとしたらどんなお話を書いて、どんな人に出てほしいですか?
趣里:野間口徹さんと光石研さんには出てもらいたいです。とても素敵な役者さんで大好きなので、面白くなりそうです。2人が生き別れた娘を探しにいくロードムービーとか(笑)。あと、藤木さんの悪い役を見てみたいです。
藤木:今までやったことがないから面白そう!やってみたい。
趣里:どうしようもないクズみたいな、悪い役を見てみたいです!
藤木:僕は家族物ですね。奇をてらったものじゃなく、こういう時代だからこそ、家族や家庭の良さを提示したい。僕らの世代が『それぞれが自分の人生を謳歌する』という価値観を、あまりにも提示しすぎたのかなと思っている部分もありますので、選択肢の1つとして、結婚して子育てしてっていうのがいいことだっていうのも提示したいです。そういうものにスポットを当てて、若者に届いてほしいと思います。
――番組の見どころを教えてください。
藤木:やっぱり、趣里ちゃんの演技です!この作品でも素晴らしいので。台本を読んだ時に、どなたがこの女優役を演じるのだろうと思い、趣里ちゃんと聞いて安心しました。現場でも見ていて楽しいし素晴らしいと思っていました。あと、3夜続いていく話ですし、基本的にはコメディーなので楽しんで見てもらえる作品じゃないかなと思っています。
――3話とも台本は読みましたか?
藤木:読みました。脚本を務めた3人の持ち味がそれぞれ出ていました。吉住さんは、クスッとするけど感動できる部分があるかと思いますが、想定外の、衝撃のラストです(笑)。2夜目のエンケンさん(遠藤憲一)が、「きっとああいう芝居をするんだろうな~」と目に浮かぶので、それも楽しみです。
趣里:感情の持っていきかたなど、吉住さんの脚本の難しい部分を藤木さんが受け止めて下さったので、藤木さん演じる警備員の包容力で「かな」というキャラクターが出来ていたなという感覚があります。お芝居ができて楽しかったですし、吉住さんの面白さとか人間のザラザラしている部分が、しっかり描かれているので、それが伝わってくれたらいいなと思いながら頑張りました。ラストは衝撃的なので心して見てほしいです(笑)。3人の脚本に、それぞれの色が出ているので楽しんでいただけたらうれしいです。
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