阿久津(幸四郎)が通報したことにより、警察は再び本格的な捜査へ切り替える。そんな中、鍵となったのは実咲(凛美)が所有するタブレット。犯人は、阿久津家からノートパソコンを盗みだすことには成功していたが、実咲が事件前に友果(大島美優)に貸したタブレットは回収できずにいた。
犯人が何としてでも手に入れようとしている実咲のタブレットは、第5話にも登場している。その際、映し出されたのは「心春ちゃん」と書かれたデータフォルダ。そして、中身は1項目のみだった。恐らく、第9話で心春が「実咲ちゃん、誰にも言わないでね」と告げ、LINEで共有した写真が保存されていると思われる。
クライマックスに向けて、一気に動き出した真犯人候補たち。SNS上での考察はさらに過熱している。最有力候補とされているのは、捜査一課長の吉乃(富澤)。捜査本部内で、葛城(玉木)が「実咲さんのパソコンとタブレットが見つかっていません」と報告したシーンで、吉乃は「タブレット?」とつぶやいており、怪しいと話題になっている。思えば、第5話で実咲がタブレットを開いたのは吉乃らの訪問がきっかけだった。
また、最終回目前にして犯人候補に急浮上したのは日下部(迫田孝也)。心春(野澤しおり)の誘拐事件を、東堂の妻・亜希(珠城りょう)の狂言誘拐だと決めつける発言などに疑問の声が上がっている。さらに、鳴沢家へタブレットを回収すべく向かった梅木(那須雄登)や、突如キレキレの推理を披露した葛城の真犯人説も。そして、いまだ登場シーンの少ない亜希は何を語るのだろうか。
いよいよ次回、物語は完結する。まさに“ノンストップ”な展開で視聴者を魅了し続けた本作。いまだ多くの謎が残る中、ついに明かされる犯人の正体、そして誘拐の動機に注目が集まる。
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