「この人には勝てないと思う声優は?」という質問では、「野沢雅子さんの『ドラゴンボール』の3役は、すごいと思う。3役を別撮りじゃなくて、一度にやっているから、僕はできないなって」と野沢へのリスペクトを語りつつ、また「新人でも、キャラクターにどハマりすると勝てないなって思う。新人、ベテラン関係なく、役にハマった俳優はこわいもの無しですね」と若手声優への期待を語る。
さらに、三ツ矢が、今後の声優業界への不安、「今の声優ってタレント化しているから、そこを求めて、声優になりたいって思ってる子もいるわけじゃない」と、マルチな活動に重点が置かれていることに危機感を語る。あくまで声優は“役者”であることを訴え、「演じることが好きっていうのが根本的にあって、演技魂を持ってやっているから、仕事がつながっていると思うわけ。(マルチな活動のなかでも)何か自分のなかのこだわりを見つけないと、ブレて、何にもないことになっちゃうから。何にもない状態になると、誰も声かけてくれなくなっちゃうよ」「演技との関わり方を忘れないようにして、タレント活動をしてもらえると、残っていけるんじゃないかな。人気って、そんなに続くものじゃないから」と厳しい世界で生き残る術を語る三ツ矢に、関も共感し「状況に流されているだけではなくて、信念持ってやっていけばいい」と、大先輩ふたりの声優論に、仲村は「今日の放送は、僕ら若手からしたら永久保存版です」と話し、真剣に耳を傾けていた。
また番組の終盤には、次週6月10日の放送に、小山剛志がゲスト出演することが発表された。
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