「女性の人生、いいとこ取りは難しい」ドラマ『持続可能な恋ですか?』のメッセージに共感の声

2022/06/09 17:21 配信

ドラマ レビュー

杏花(上野樹里)に向けられたある女性からのメッセージに共感が集まった「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」第8話より (C)TBS

上野樹里が主演を務める火曜ドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)。6月7日に放送された第8話で語られた“女性の生き方”に関するメッセージに共感の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)

杏花の行動は“ルール違反”?


「持続可能な恋ですか?―」は、結婚願望の薄いヨガインストラクターの主人公・杏花(きょうか、上野樹里)が、父・林太郎(松重豊)と2人で“ダブル婚活”にチャレンジするところから始まる物語。「誰かと共に生きること」に向き合う娘と、「第二の人生」へと向かう父の奮闘をオリジナルラブストーリーとして描く。略称は“じぞ恋”。

第6話で“結婚を前提としないお付き合い”をスタートさせた杏花と晴太(田中圭)だが、第8話では2人の付き合い方に晴太の元妻・安奈(瀧内公美)が疑問を呈した。

晴太と安奈は、離婚後も同じマンション内に住み、それぞれの仕事も大事にしながら曜日を決めて交互に息子・虹朗(鈴木楽)との時間を過ごしている。そんな中で、杏花が「結婚する気はない」と言いながら虹朗にかかわることが「ルール違反だ」と、安奈は言う。

安奈は晴太に「もし再婚するなら、私が言うのも勝手だけど、虹朗のいい母親になれる人としてほしい」と伝え、涙をこらえながら「今のとこ、この国ではさ、女性の人生いいとこ取りは難しいんだよ。全部選んで進むのは相当覚悟がないと。私には…出来なかったから」と吐露した。

安奈の言葉に「刺さった」の声


我が子の母親になる人には、自分のような関わり方はしてほしくない――。コンサルタントとしてバリバリ仕事をこなす安奈がふと見せた母親の顔。それは身勝手な意見かもしれないが、我が子を思う実の母の切実な願いでもあるだろう。

演じる瀧内は、「凪のお暇」(2019年、TBS系)での意地悪な同僚・足立さん役、「恋する母たち」(2020年、TBS系)での斉木(小泉幸太郎)の元妻・由香役、「大豆田とわ子と三人の元夫」(2021年、フジテレビ系)で鹿太郎(角田晃広)に近づく女優・美怜役など近年ドラマで存在感を増している女優だ。