二宮和也の芝居をドラマPが絶賛「すごく絶妙で自然な表情」逆算して作り上げた“父の顔”の裏話を明かす＜『マイファミリー』インタビュー＞

「希望を持てる最終回になっています」

――最終回のキーパーソンを教えてください。

難しいですね…。でも、やはりキーパーソンは温人でしょうか。皆さん真犯人を探しがちなんですが、温人からすると誘拐されてしまった妻を取り返しに行くという部分がメインになるので、真犯人の正体に興味ないんですよ。「俺の妻をさらったやつはどこのどいつだ!?」という、ただそれだけだと思っていて。なので、キーパーソンは温人です。

――最後に改めて最終回の見どころをお願いします。

最終回の見どころは大きくは2つあると思っています。1つは、真犯人の正体、それとなぜこのような事件が起こったのかという部分。そして2つ目は、それぞれの家族の結末です。もちろん真犯人の正体は明かされるのですが、犯行に至るまでの経緯が腑に落ちるといいなと思っています。

基本的にこのドラマはスケールの大きい話ではありません。誘拐は起きてしまっていますが、人間同士のもつれとか、uruさんの主題歌「それを愛と呼ぶなら」の歌詞のようにボタンの掛け違いが起きてしまっただけなんです。

希望を持てる最終回になっています。みんな娘が誘拐されているので、ハッピーエンドとは言えないかもしれませんが、ドラマを見終えた後「明日はいい日に違いない」と思えるような内容ですので、ぜひ見てください。