BTS、新アルバム『Proof』リード曲「Yet To Come」MV公開、歴代MVを想起させる演出に注目

2022/06/11 09:00 配信

音楽

ARMYならすぐに気づく過去のMVのオブジェやカメラワークがちりばめられている(c)BIGHIT MUSIC

6月10日発売のBTSの新アルバム『Proof』のリード曲「Yet To Come(The Most Beautiful Moment)」のミュージックビデオが全世界同時公開された。

「Yet To Come」は、BTSが歩んできた音楽の旅路を振り返ると同時に、きらびやかに輝く未来を約束する歌であるだけに、この曲のMVも彼らの過去と現在、そして未来に向けた期待感を示している。過去を振り返るだけでなく、スタートラインに集まって「Best moment is yet to come(最高の瞬間はまだ来ていない)」という歌詞のように、新たなスタートを予告する彼らの姿を盛り込んでいる。

「RUN」の列車、「Spring Day」のメリーゴーラウンドなど歴代のMVの片鱗が続々


広々とした砂漠の真ん中に7人のメンバーが座っている場面から始まる、このMVの全てのシーンは、BTSの過去のMVからインスピレーションを受けている。「Just One Day」「Boy In Luv」「RUN」「Intro:花様年華」「Blood Sweat & Tears」「Spring Day」「FAKE LOVE」「No More Dream」などのMVに登場した舞台装置や様々な小物などのオブジェが具現化されて、広大な砂漠は彼らの痕跡で満たされる。MVを観る者を思い出に浸らせる一方、そこに現在のBTSが共に登場することで歳月の痕跡もにじみ出て、希望の象徴としての新しい解釈も加わった。

メンバーのソロシーンでは、それぞれ異なる雰囲気を演出。特に、7人それぞれが過去のMVの中のオブジェを活用して、思い出を回想するように過去と向き合う姿に視線を奪われる。

彼らは、最初と同じくラストシーンでも一堂に会し、自分たちが歩んできた道を思い出し、楽しく自由に「Yet To Come」を熱唱する。砂漠の中でバスを発見して走り、汽車の中で過去を回想しながら歌う彼らの姿は、BTSの新しい旅程を期待させる。

BTSはデビュー記念日の6月13日(月)当日に、公式YouTubeチャンネル 「BANGTANTV」を通じて配信される「ProofLive」にて、この「Yet To Come」ほか『Proof』収録の新曲ステージを初公開する予定だ。

【写真】BTSの新たな始まりを示唆する場面の数々(c)BIGHIT MUSIC


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