舞台「薔薇王の葬列」のカンパニー一同、熱を込めて一生懸命作り上げた作品です。お稽古が始まったときは男らしさ、女らしさを意識していましたが、男女としてではなく、リチャードという1人の人間として生きることで、心を開いて役を演じることができたので、共演のキャストの方がリチャードが生きているように見てくれるようになったと思います。
客観的にこの作品を観たとき、本当に皆さんにお薦めしたい、素晴らしい作品だと思いました。きっと何か感じていただけると思います。劇場でお待ちしています。
今ここに立てていることは、ファンの皆さまとカンパニーの皆さまのおかげだと思っています。男女の違いで悩んでいたときもありましたが、リチャードとして生きることでとても自由に、楽しく演じられるようになりました。
今回、殺陣が初めてでしたが、リチャードが持っている「戦争に行きたい」という熱い思いを持つことで、前向きに練習できたので、今自信を持って舞台に立てています。
この作品は内容、音楽、風、全てを肌で感じていただける濃い作品です。ぜひ劇場で生で感じていただき、思い出として残るような作品にしたいと思います。
日本の文化でもある漫画とアニメ、そして演劇の王道シェイクスピアの融合というとても楽しい作品となっています。お稽古を通して、同じ役でも真逆な性格の2人と演技することでとても良い刺激にもなりましたし、楽しかったです。この作品をたくさんの方に観ていただけるよう頑張りたいと思います。
僕は幽霊は信じていませんが、魂は信じています。この作品では、全キャスト、スタッフが全力で魂を込めて生きています。
男女らしさは時代によって捉えられ方が違うので、男女2つの性を持つリチャードはとても挑戦的な設定で、今の時代の男女を表す1つの答えが描かれていると思います。お客さまの人生を彩りたいと思います。
23人のキャスト、スタッフがこの作品を愛し、支え合っている作品になったと思います。男女でのWキャストは面白いと思って始めました。
2人共お互いに見て話し合ったり、喚起した部分を取り込むということを自然にしてくれて、とても風通し良いお稽古場だったので、魅力あふれるWキャストになっていると思います。ぜひ劇場にお越しください。