綾瀬はるか、水中シーン撮影の苦労を明かす「腰に重りを付けていました」

女優の綾瀬はるかが、6月11日に都内の劇場で行われた映画「はい、泳げません」(公開中)の公開記念舞台あいさつに、長谷川博己、渡辺謙作監督、主題歌を歌うLittle Glee Monsterと共に登壇した。

同作品は、ノンフィクション作家・高橋秀美の同名エッセーを渡辺監督が大胆にアレンジを加えて映画化した、泳げない男と泳ぐことしかできない女の希望と再生の物語。

大学で哲学を教えている小鳥遊雄司(長谷川)は“泳げない”という悩みを人知れず抱えていた。ある日、一念発起して水泳教室に足を運んだ雄司は、水泳コーチ・薄原静香(綾瀬)と出会う。その日から、ちょっと変わり者の静香とジタバタしながらそれでも続ける雄司の一進一退の日々が始まる、というストーリー。

綾瀬はるかが撮影秘話を披露「腰に重りを付けていました」

舞台あいさつでは、綾瀬が作品について「(長谷川演じる)小鳥遊雄司さんがずっと抱えているものを乗り越えていく過程がとても丁寧に描かれているなと感動しました」と明かし、「後半にシリアスになっていく部分でも、監督の不思議な世界観が感じられて、『なんだろう？この気持ち』という感じで見終わりました」と告白。

また、長谷川が水中のシーンについて「とにかく潜っていなきゃいけないのですが、潜るためには息を吐き出さないといけないので、2人で『いっせーの、せっ！』で息を吐いてから潜るという…。なかなかけっこう大変でした」と振り返ると、綾瀬も「浮いてきちゃうので、腰に重りを付けていました」と裏話を披露し、観客を驚かせる一幕も。

ポジティブシンキングを大切に生きる

そんな中、司会者から「人生において大切にしていること」を聞かれた綾瀬は「なるべく“ないもの”ではなく“あるもの”に目を向けるようにしています。例えば、『元気に仕事ができている』といったような些細だけど忘れてはいけないことですね。あと、色んなことが起きていくけど、なるべくいい面を見るように心掛けています」と打ち明けた。

◆取材・文＝原田健