綾瀬はるかが「元彼の遺言状」初の法廷劇で魅せた圧巻の演技

2022/06/14 11:24 配信

ドラマ レビュー

「元彼の遺言状」第10話より (C)フジテレビ

麗子と篠田が本当のバディに


法廷を離れ、リストランテに集められた事件関係者たちの前で、麗子は真相を明らかにした。真犯人は亡くなった高瀬で、島民たちは彼をかばって篠田に罪を着せたのだった。そんな彼らを麗子が一喝する姿も痛快だった。

本作では物語のモチーフとされるミステリー小説が映し出されてきたが、今回は「検察側の証人」と「オリエント急行の殺人」。そして、終盤で麗子の事務所があるビルの古書店店主が手にしていたのは「シャーロック・ホームズの冒険」だ。

名探偵ホームズと助手のワトソンのように、麗子と篠田が本当の意味での“バディ”となっていくことを暗示させるワクワクする第10話の締めくくりとなった。

次回、6月20日(月)放送の第11回が最終回。「麗子失踪編」として、麗子が不在となるなか、紗英が依頼された消えた3億円の謎について篠田と奔走する。

◆文=ザテレビジョンドラマ部