新感覚“感情共有”ロマンス「LINK:ふたりのシンパシー」 主演のヨ・ジングとムン・ガヨン、10年ぶりの共演を語る

2022/06/16 18:39 配信

ドラマ

「LINK:ふたりのシンパシー」場面カット(C)2022 Disney and related entities (C)STUDIO DRAGON CORPORATION

息ぴったりの2人が現場で不思議な体験


――撮影中、一番面白かったエピソードを教えてください。

ヨ・ジング:ゲフンは突然ダヒョンの感情を感じるようになって変化するシーンが多いので、準備をしながら心配し、撮影中もすごく緊張しました。数日前に実際に撮影して、言葉にできないような新鮮な体験でした。感情の起伏が大きな場面だったのですが、突然体が軽くなったというか…。忘れられない特別な経験をしました。

ムン・ガヨンヨ・ジングさんと私がリンクするのを感じるシーンがあるのですが、事前に打ち合わせしていないのに、まるで心を読んでいるかのようにリアクションが一致するんです。同じものを見つめたり。すごく不思議な気がしています。

――劇中で理想のカップルとして登場しますが、恋愛シーンはいかがでしたか。

ヨ・ジング:(ムン・ガヨンに)どうでした(笑)? いつもとちょっと違いますね。初めて共演するのではなく幼い頃から知っている方なので、演技以外の要素の影響もあると思います。だから恋愛シーンを演じる時は微妙な感じがして面白いですね。あはは(恥ずかしそうに爆笑)。

ムン・ガヨン:最初、恋愛シーンでヨ・ジングさんが恥ずかしがっていたんです。

ヨ・ジング:(笑)。

ムン・ガヨン:でも最近は慣れてきたようです。

ヨ・ジング:その通りです。

ムン・ガヨン:幼い頃に共演して、10年経って再会したのですが、撮影しながら「ああ、ジングさんにはこんな面があったのか」と思うこともあるし、新しく知った部分もたくさんあって、ときめいたりします。

――どんな新しい一面を見つけましたか。

ムン・ガヨン:幼い頃も一生懸命演技をしましたが、当時、撮影現場は演技が好きな子どもたちが集まる遊び場のような雰囲気だったんです。10年以上経って再会し、ともに芸能界で成長してきた仲間だと感じました。息もピッタリだし、すごくリラックスして演技に臨めますね。リハーサルでも、本番でもすごく自然に演じることができるんです。

ヨ・ジング:僕は現場で冗談をたくさん言ったりして、楽しく仕事をするスタイルなんです。演技も最初から決めずに、いろいろ試してみるほうが、うまくいく。ジョークを言うたびにムン・ガヨンさんが、明るく受け止めて合わせてくれるのが、すごくありがたいですね。子どもの頃は僕も現場が好きで、遊び場に行くような気分で撮影に臨んでいたのですが、いまは成長してそれぞれのスタイルやノウハウが生まれたのを見て、「僕たちもキャリアを積んできたんだな」と感じています。

ムン・ガヨン:本当に、そうですね。

「LINK:ふたりのシンパシー」場面カット(C)2022 Disney and related entities (C)STUDIO DRAGON CORPORATION


――リンクは他人の感情を読む現象ですが、実際に誰かの心を知りたいと思ったことはありますか。

ヨ・ジング:このドラマの準備をしながら、「誰かと感情を共有したらどんな気持ちだろう」と、生まれて初めて想像してみました。そうですね…、実際に他人の気持ちを感じたり、誰かに心を読まれたりしたら、あまり楽しそうじゃないと思いました(笑)。そんなことができたらいいなと思うこともありますが、人生に大きな問題を起こす可能性があるので、ちょっと…(笑)。でも、ドラマにおいては、すごく魅力的な要素だと思います。

ムン・ガヨン:私も撮影しながら想像してみました。話さなくても伝わるのはいいことだと前は思っていましたが、やはり、相手に見せたくない感情を知られてしまうのは、いいことばかりではないような気がしました(笑)。一方で、相手の心を読み取れたらどんな感じかなと気になります。

――ドラマの英語タイトルは「LINK: Eat Love Kill」なのですが、サブタイトル「Eat Love Kill」に込められた意味が気になります。

ムン・ガヨン:3つのキーワードは、ドラマを正確に象徴しています。

ヨ・ジング:メインテーマとも言えますね。料理に関する作品であり、ラブストーリーであり、ある事件をベースにしたスリラー。あと、個人的にサブタイトルを見て、「すごくいいな」と感じました。…というのは、最近の僕のモットーは「死ぬほど食べて、死ぬほど愛する」だから。カッコいいサブタイトルだと思います。