モーニング娘。の14期メンバー・森戸知沙希の卒業コンサートとなる「モーニング娘。'22 CONCERT TOUR ~Never Been Better!~ 森戸知沙希卒業スペシャル」が、6月20日に東京・日本武道館で開催された。
2014年11月にカントリー・ガールズの新メンバーに選出され、ハロー!プロジェクトに加入した森戸。2017年6月26日にモーニング娘。と兼任することが発表され、2019年12月にはカントリー・ガールズを卒業、モーニング娘。の専任となった。2022年2月28日に春のコンサートツアーをもって卒業することを発表し、ついにその日を迎えた。
オープニングアクトのOCHA NORMAが「恋のクラウチングスタート」を披露した後、オープニングS.E.に合わせて譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、小田さくら、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、加賀楓、横山玲奈、森戸、北川莉央、岡村ほまれ、山崎愛生の13人がステージに登場。この春ツアーで披露してこなかった「青春Night」で始まり、「One・Two・Three(updated)」「Teenage Solution」と畳み掛け、序盤から会場を熱くさせた。
森戸が「卒業発表してから今日までが本当あっという間で、“ついに来たか!”って感じです。今日はツアーの千秋楽でもあるので、この13人体制をしっかりと目に焼き付けてもらえるように最後まで楽しんでいきたいなと思います!」と笑顔で伝えた後、6月8日発売の最新シングル曲「Chu Chu Chu 僕らの未来」や森戸がモーニング娘。加入後初のシングル曲だった「邪魔しないでHere We Go!」などを披露。7曲目に披露した「笑顔YESヌード」は、この春のツアーのセットリストには入っていなかったが、森戸のリクエストで加えられた特別な1曲。ユニット曲も含め、森戸も他のメンバーも“最後”ということをかみ締めながら、最高のパフォーマンスを見せてくれた。
本編ラストの「大・人生 Never Been Better!」を披露する前に、メンバーそれぞれが森戸にメッセージを送った。山崎は「森戸さんが卒業されても、ちゃんと野菜をしっかり食べるので安心してください。一緒に活動できてすごく幸せでした。森戸さん、大好きでーす!」と会場を和ませ、岡村は「森戸さんとはカフェに行ったり、お話をする機会が増えました。私がお休みしていた期間にも温かいメッセージをくださって本当に救われました。森戸さんのおかげで強くなれた部分があるので、森戸さんがいなくなっても精いっぱい頑張ります」と声を詰まらせながら思いを伝えた。
北川は「まだ一緒にご飯に行けてないので、留学で旅立つ前に行きましょう!」と、横山は「昨日、アルバムを見返していたら、森戸さんとのツーショットでうさ耳をつけた写真とかいっぱい出てきました。留学したら会えないじゃないですか。毎日写真を送りつけるので私のことを思い出してほしいです!」と約束。加賀は「今まで卒業された方の中でダントツで“卒業する感”がなくて、本当に卒業するのかな?って思っていたんですけど、この公演の中でやっと実感しました。森戸さんがモーニング娘。にかけてたことや大切にしたいと思っていたことは、ちゃんと守っていきます」と力強い口調で伝えた。
羽賀は「留学先で人見知りが発動しないかとても心配です。私がいなくても頑張ってほしいなって思います。たくさんありがとう!」と森戸を思いやり、牧野は「ドラゴンボール」のパロディーを演じ「ここまでよくやったな。グッバイ、ちぃちゃん」と卒業を祝うと、森戸は「違う意味で泣けた」と笑い崩れた。
野中は「モーニング娘。のメンバーとして仲良くしてくれて、そばにいてくれてありがとう!って伝えたかったです。これからも友達としてよろしくね。さみしくないです(笑)」と思いの丈をぶつけ、小田は「ちぃの格好良い決断を応援していきたいですし、私たちのことをこれからも見守っていただけたらなと思います!」と、森戸のこれからに期待。
石田は「卒業間際にソロインタビューでメンバーのことをしゃべってくれる機会があって、私について『加入したばかりの時に申し訳ない気持ちがあるんだ』って言ってくれてたんですけど、そういうふうにちぃに思わせていたことが申し訳なくて。でも、その申し訳ないという気持ちは今日でおさらばです! だって、それを超えてこんなに大好きだから、ちぃに出会えたことが宝物です!!」と涙をこらえながら笑顔で思いを届けた。
生田は「森戸が卒業して留学から帰ってきた後も楽しみだなと思いますし、今後の活動も全力で応援しています」と力強いエールを送り、リーダーの譜久村は「ちぃと過ごす5年間は本当に宝物です。私にとって、ちぃはかわいいし、格好良いし、尊敬するし、特別だし、いとおしい。いろんな感情にさせてくれた子です。たくさん助けられたし、大切に思っています。そういうふうに感じられたのは、ちぃの努力と頑張りがあったからの5年間だと思います。私たちと、モーニング娘。と出会ってくれてありがとう!」と感謝の気持ちを込めた言葉を贈った。
アンコールは、森戸がメンバーカラーのホワイトを基調にしたドレスでステージに登場。メンバーやファンへの思いを込めた手紙を読み上げた。そして、2007年リリースの35thシングル「みかん」を歌い、途中で他のメンバーも合流すると感極まり、思わず涙が溢れる。続けて「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「ENDLESS SKY」を披露し、卒業コンサートの幕が下ろされた。
アンコールで歌った「みかん」は、森戸の卒業曲として6月21日(火)より各音楽配信サイトにて配信リリースされる。
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