ズタボロな日々からの転機は、突然訪れる。海は激務のあまり本番中に大失態を冒してしまい、現場から外されてしまう。自分を見失いがちな危うい日々から離れて、海は図らずも自分を見つめなおすことに…。
冷静になって見えてきたのは、“この仕事が好き”と思い込んで無理をしていた自分自身。現場を回すため作り笑いで自分の気持ちをごまかし、自分が悪くない場面でも反射的に頭を下げ…そんな時に掛けられた「海ちゃんは悪くない」という一言がきっかけとなり、呪縛から自由になっていく。
みじめな自分に真正面から向き合い、少しずつ「変わりたい」という気持ちを強くしていく海に共感せずにいられない。1話後半、海が初めて涙を流すシーンでは、「やっと泣けたね」ともらい泣きしてしまいそうだ。
そして、そんな海の前に現れるのが、「変わりたい」の気持ちをかき立ててくれる2人の男性だ。ひょんなことから海の転職活動を手助けすることになる生意気な年下カメラマン・長嶺風緒を本田響矢が、「ANIMAL BEAUTY」創始者で敏腕社長・榊圭祐を白洲迅が演じる。
「私には無理」「ま、それが現実ですね」…海に染みついていた卑屈な心を、風緒と榊がほぐし、導いていく。たくさん傷つき、葛藤して「変わりたい」と口にした海に「それ、もう変わってるんじゃない?いいじゃん。海ちゃん、もう変わってる」とさらりと背中を押してくれる風緒のしなやかさ。過去のインタビューまで丹念に調べて榊の好きなドリンクを差し入れた海の仕事ぶりに気づき、「すごいなぁ、よく調べて」ときちんと評価する榊。
自分の頑張りをどこかで誰かが見てくれている。その思いを力に変えて自分と向き合っていく海の物語はきっと、あなたの背中も押してくれるはず。「ANIMALS-アニマルズ-」は、なりたい自分とのギャップに悩むすべての女性に見てほしい令和の<恋×お仕事ドラマ>なのだ。
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