「クリエイターズ・ファイル」#85 徳島を拠点とする人気タレント・津村屋コウジ

“つむさん”こと津村屋コウジと“はらやん”こと原田健二撮影=名和真紀子/(C)クリエイターズ・ファイル

ロバート秋山竜次扮(ふん)する最先端のクリエイターに迫る「クリエイターズ・ファイル」。今回は、徳島ローカルテレビ「デタラメっ弁当」でおなじみの“つむさん”こと津村屋コウジ(53歳)。が登場。自身が企画を手掛けた大人気コーナー「くじ引きトラベる」は共演者のはらやん(原田健二)や流石(ながれいし)ディレクターとの軽妙な掛け合いも人気の秘訣だ。斬新なオリジナル番組を続ける発想の裏側とは?

俺なんて4年家に帰っていないですからね


――「デタラメっ弁当」が4周年を迎えたと伺いました。おめでとうございます。

「ありがたいですね。いやー本当に感無量。細かいことを言わせてもらうと、前身番組の『デタラメっおつまみ』から数えると6年になるんですけどね。ま、その2年は入れなくていいか(笑)。どちらも私が企画から立ち上げた番組です。完全オリジナル。でも、ここだけの話、最初はこんなメチャクチャな番組が当たるなんて思っていませんでしたけど(笑)。徳島はつらつネットの制作には感謝だね」

「くじ引きトラベる」では、進む方角や軽食のメニューもくじ引きで決める撮影=名和真紀子/(C)クリエイターズ・ファイル


――共演者のはらやんこと原田健二さんとの絶妙な掛け合いが人気ですね。

「あ、あのバカね。裏ではバチバチなんですよ、ウソウソ(笑)。はらやんとは長い付き合いなんです。だけどね、人気企画『くじ引きトラベる』はね、勘弁してほしいんですよ。だって、全部くじ引きで決められる運命なんだもん。移動先から距離から食べ物まで、全部、くじ。俺なんて4年家に帰っていないですからね。まあ、とは言いつつ、私が企画、演出やってるんだけどね」

――ゴールはできそうですか?

「まだ無理じゃないかな。まだまだ先だと思います。はらやんなんて、4年前に息子が生まれてから一度も会えてないんだよ。これほんとの話だからね(笑)。こんなつもりじゃなかったんだけど。ゴールのテレビ局に戻るにはくじ次第なんだよ。誰が考えたこの企画って思うんですけど、私が企画したんですけどね(笑)。もういいかげんやめたいよ(泣)。でも、ディレクターの流石がやめさせてくんないんですよ。どうやら数字がいいみたいで(笑)」

台本なし!出たとこ勝負!こんな斬新な企画はそうそうない。この3人だからこそできる企画だと津村屋は言う撮影=名和真紀子/(C)クリエイターズ・ファイル


関連人物