「クリエイターズ・ファイル」#85 徳島を拠点とする人気タレント・津村屋コウジ

要はおもしろいはゆる~いなんです


――その場の運で行き先や何を食べるか決めたりするシステムは、やはり、「水曜どうでしょう」と「ノブナガ」などの人気番組を参考にしているのでしょうか。

「ん?どういうこと?何を言ってるかわからないな。私は他の番組なんて、一切見ないから。『くじ引きトラベる』はあくまでオリジナルアイデアです。それは完全に言い切れます。あのね、人と同じことしたっておもしろくないじゃないですか。でしょ?(笑)二番煎じは嫌なんです。人を楽しませる力のある企画、勢いのある企画とは、オリジナルな企画じゃないとダメなんだよね。これはホント私の性格なんですよ。誰かのまねをしたようなものでは視聴者に見破られる。絶対にそう。おじさん、そのへんはけっこう真面目に考えてまーす(笑)」

――「くじ引きトラベる」では、台本はないのですか?

「全然ない。完全アドリブ。そのゆる~さがちょうどいいみたい。他の番組はガッチガチで演者は実は台本通りに行動しているだけみたいのが多いなんて聞くけど、私はゆる~さがおもしろさだと思うんですよ。ゆる~いはおもしろいんです。要はおもしろいはゆる~いなんです。やりたいな、もっともっとゆる~いの」

制作ディレクターがTVに出演する構図は6年前に津村屋が考えたというが…撮影=名和真紀子/(C)クリエイターズ・ファイル


――好き勝手やられていて大人気番組になるなんてすごいですね。

「まあ、ゆる~くやっていても番組として撮れ高があるっていうのは、はらやんと流石がいるからですよ。あいつらは天然だから、ツッコミどころ満載で自然と撮れ高をくれるんです。そう言ってる私も相当バカなところはあるけどね(笑)。はっきり言ってしまえば、そういうでたらめでバラバラな男たちが集まっているからこそ他との違いが生まれてるんじゃないですかね。妙な奴らが3人で掛け合いしたり、ディレクターが勝手にしゃべり掛けてきたりする旅形式の番組なんて、他にないでしょ」

――いくつか似たような番組があるように思うのですが…。

「いや…ないでしょ。知らないし」

――はらやんこと原田さんの人気がここまで高くなると思われていましたか?

「はらやんは、オーディションを受けにきた頃から知ってるけど、よく頑張ったよね。私の演出というか、アドバイス通りにやることがほとんどだけど、確かに人気あるよね」

津村屋は、若手の頃は東京で役者をしていて、歌手の大貫伸介の付き人も務めた撮影=名和真紀子/(C)クリエイターズ・ファイル


――原田さんは、次のクールから東京の番組のレギュラー出演も決まったみたいですね。

「そうなんだ…。まあ、ここだけの話…そろそろあいつも卒業かなって思ってるんですよ。もうこの番組を巣立っていい頃なんじゃないかな。私には関係ないけどね。こんなこと言うの初めてだけど、はらやんなんて、関わっていいこと一つもないよ。第一にあんまりいい噂聞かないしね。4年間、耐え忍んで共演していたよ」

――流石ディレクターも同じ東京の番組で演出をされるそうですね。

「…流石もさ、今だから言えるけど、日本で一番最低なディレクターみたいだよ。ほんとにいい噂聞かない。スキルはないし、ベラベラつまらないことしゃべってるし。私と関わる必要性を一切感じない。じゃあ言おうか?原田も流石も反社会的勢力らしいんだよ。絶対に関わらない方がいいですよ。私はあいつらを地獄の底に落とせるんだったら、自分の夢4つくらいは捨ててやってもいいとさえ思っている」

――最後に、いつも番組を見ている読者にメッセージをください。

「『デタラメっ弁当』はこの夏からレギュラー総入れ替えになりますが、オリジナルな企画で楽しませますので、ぜひ見てください!」

おなじみ?のロケバス「つむさん丸」は走行距離62万㎞を超えた。津村屋は朝の番組「週末きゅんタウン」出演のために毎週土曜日だけは当企画をストップすることをよく番組内でいじられている撮影=名和真紀子/(C)クリエイターズ・ファイル

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