6月はプライドマンス!「ファイアー・アイランド」「ボヘミアン・ラプソディ」などLGBTQ+関連作10選

2022/06/28 11:10 配信

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「POSE/ポーズ」場面写真 (C)2022 Twentieth Century Fox Film Corporation and FX Productions, LLC. All rights reserved. ディズニープラスの「スター」にて配信中


「ファイアー・アイランド」で描かれるのは、シンプルに“愛すること、愛されること”の喜び。主人公ノアと、その親友で孤独を持て余すハウイーが愛を知って自信を手にしていく過程には、誰もが共感できる要素が詰まっている。

「恋人は不要だ。恋愛なんて馬鹿げてる」というノアに、迷いながらも「恋愛はしたい」と答えるハウイー。「求めてもらえないってことは悲しいことだ。君が自信を持てるようになって本当によかった」「永遠はない。変化は訪れるものよ」など印象的なセリフも多い。

近年注目を集めるクィアについての理解を深めるのにも役立つ作品だ。

LGBTQ+当事者も出演 ライアン・マーフィ作品


「Disney+」では、ほかにもLGBTQ+について描かれた作品が数多く配信されている。中でもエポックメイキングの一つが、アメリカのドラマ「POSE/ポーズ」シーズン1&2(2018年ほか)。多数のトランスジェンダー俳優が出演し、80~90年代のニューヨーク黒人クィアコミュニティーを描いた作品だ。

ダンスパーティに集まる黒人クィアの青年たちの夢や葛藤がドラマチックに描かれている。ドラマ「glee/グリー」シリーズのライアン・マーフィが特別な思いを持って制作を担当。作品にリアリティを持たせるため大規模なオーディションを行い、50名以上のLGBTQ+の俳優を出演させた。嘘や偏見のないストーリーは、LGBTQ+について理解を深めるのにうってつけの作品だ。

2009年からシーズン6まで制作され大ヒットとなった「glee/グリー」にも、性的マイノリティへの眼差しが感じられる。メインキャストのカートとブレインなどLGBTQカップルも登場し、カミングアウトへの葛藤が描かれる回もあった。