6月はプライドマンス!「ファイアー・アイランド」「ボヘミアン・ラプソディ」などLGBTQ+関連作10選

2022/06/28 11:10 配信

映画 編集部おすすめ

「スター・ウォーズ レジスタンス」 (C)& TM 2022 Lucasfilm Ltd. ディズニープラスにて配信中

子どもと見たい!ファミリー向けLGBTQ+作品


LGBTQ+が描かれたファミリー向け作品も増えている。「スター・ウォーズ」シリーズのアニメ作品「スター・ウォーズ レジスタンス」(2018-2019年)ではシリーズ史上初めて、ゲイカップルのキャラクターが描かれた。同作のプロデューサー陣もポッドキャストの番組に出演し「彼らは間違いなくゲイカップルです」と明言しており、誕生から40年以上の歴史を持つ大人気シリーズの世界観のさらなる広がりに驚きと歓迎の声が上がったのも記憶に新しい。


短編アニメ「殻を破る」(2020年)は、ゲイの主人公の物語。愛するパートナー、そして愛犬と暮らす主人公グレッグがほんの少しの魔法の力を借り、秘密を打ち明ける勇気を手に入れる物語だ。監督・脚本を担当したスティーブン・クレイ・ハンター氏自身もゲイであることを明かしている。


ほかにもアニメ「アウルハウス」(2020年)や短編実写映画「リトルプリン(セ)ス」など、セクシュアル・マイノリティのキャラクターが描かれた子ども向け作品は意外と多い。

しっかりと学びたい人へ…ドキュメンタリー作品


プライドマンスには、LGBTQ+についてもっと深く取り扱う作品に向き合ってみるのもおすすめ。「Disney+」では、より真正面からLGBTQ+を取り上げるドキュメンタリー作品もそろう。

ナショナル・ジオグラフィックのSP番組「ジェンダー革命」(2017年)は、女性ジャーナリストがジェンダーをテーマに識者たちと対談するというコンテンツ。人気フリージャーナリストのケイティ・クリックが、全米で活躍する第一線の科学者や医師、さらにはトランスジェンダーの人々と対話を重ねていく。


「プライド」(2021年)は、アメリカにおける1950年代から2000年代に至るLGBTQ+の人々の公民権運動を記録したドキュメンタリー。クィアたちの、婚姻や平等を懸けた戦いの歴史を学ぶことができる。


映画やドラマ、アニメにドキュメンタリー…と、さまざまなスタイルで描かれるLGBTQ+の現在。まずは関心の赴くまま、気になる作品に手を伸ばしてみることから始めてみてはいかがだろうか。