映画「ベイマックス」では兄やベイマックス、仲間たちとの絆と、それによって成長していくヒロの姿が大きな見どころとなる。
最愛の兄をきっかけに進学を目指そうと努力し、そしてその兄が残してくれたベイマックスによって失意から立ち直ったヒロ。兄の存在はいつでも大きい。
兄の死の真相を追うと決めたとき、危険を伴うことが予想されることから、ヒロは戦闘能力ゼロのベイマックスをバージョンアップさせようと、格闘プログラムとパワードスーツを作り出した。しかし、未熟さゆえに暴走してしまう。そんな彼を、タダシに代わってベイマックスやタダシと同じ研究室の仲間たちが見守り、助けていくことに。
ヒロが成長し、これまでの兄との絆に支えられ、そしてベイマックスや新しい仲間と絆を深めていく姿は胸をアツくする。
兄の死にショックを受けてふさぎ込んでいたヒロに「泣いてもいいんですよ」と声をかけた優しさあふれるベイマックス。本作では、そんなベイマックスが“ヒーロー”となる。
本作の原作はマーベルコミックの「BIG HERO 6」。映画化でストーリー展開などは大きく変更されたが、ヒロがベイマックスやタダシの研究室の仲間4人と計6人でチームのように敵に立ち向かうのは原作に基づている。
ベイマックスは格闘プログラムを入れられていてもケア・ロボット。ヒロが復讐相手を攻撃するよう命じても、ベイマックスはそれを拒む。憎しみで頭がいっぱいだったヒロが強引にケア用プログラムを抜いて攻撃させるが、なんとか仲間たちが暴走を止めた。
その後、ベイマックスは自分を作ったタダシのことをヒロに思い出させる。それによりヒロは正気を取り戻すことに。そして、ヒロはベイマックスと勇気ある行動に出る。それは真のヒーローの姿だった。
笑いあり、アクションあり、感動ありで展開するストーリーは男女問わず幅広い年代の心をとらえた。
この映画の続編であるアニメシリーズ「ベイマックス ザ・シリーズ」では、ヒロとベイマックス、4人の仲間がチームでまちを守るために活躍する姿が描かれた。
そして、6月29日(水)からはベイマックスを主人公にした「ベイマックス!」がスタート。ベイマックスが、まちの人の“お助けヒーロー”になりたいと新たな冒険に繰り出していく。時におせっかい過ぎるほどに心に寄り添ってくれる優しいヒーロー、ベイマックスの新しい物語が楽しみだ。
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