小芝風花が語る、役者としてのこれまでと“今”「私は結構欲まみれなのかも(笑)」

2022/07/01 07:15 配信

ドラマ 映画 インタビュー

「途中参加の方も楽しめる現場にしたい」

小芝風花 撮影=大石隼土/スタイリスト=成田佳代/ヘア&メーク=竹下あゆみ/衣装協力=AULA AILA


――澪は、お岩さん(松本まりか)や酒呑童子(毎熊克哉)たちとシェアハウスで暮らしています。そんな彼女の周りには、人間界に紛れて生活する妖怪たちもちらほらいますね。

毎回、「どんな妖怪が登場するの?」とすごくワクワクしているんですよ。そしてその妖怪がこの作品ならではの妖怪像で現れたときはすごくうれしいです。ドラマはもちろん劇場版でも登場した河童(小久保寿人)なんて、闇落ちから普通の河童に戻ったらなまっていて…。これは台本にはないアレンジだったので、本当に驚きましたし、笑いました。演者さんの力が生きている作品なんですよ。常に笑いが絶えない楽しい現場なので、そこから生まれていくものも多かったです。劇場版では、これまでのような日本古来の妖怪ではなく、誕生したばかりの令和の妖怪も登場するので、ぜひ楽しみにしてください。

――劇場版には、AITO(望月歩)と呼ばれる人間離れした天才数学者が登場します。澪は、そんなAITOと取材で出会って恋に落ちますが、望月さんの印象は?

望月さんはすごく人見知りらしいんですよ。でも気にせず話し掛けていたら、望月さんのマネジャーさんが「こんなに現場でたくさん話している姿を初めて見ました」とおっしゃっていて。これはめちゃくちゃうれしかったです。主演をやらせていただいているときの一つの目標に、途中参加の方も楽しめる現場にしたいという思いがあったので、少しは自分の理想とする現場になっていたかなと思いました。そして望月さんをはじめとしたゲストの方たちや、シェアハウスメンバーには本当にいろいろ助けていただいています。現場では皆さんの演技を見ているだけでも勉強になりますし、何よりも面白いです。俳優として刺激をたくさんもらえました。

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