アニメ「サマータイムレンダ」(毎週木曜深夜0:00-0:30ほか、TOKYO MXほか)の第12話が6月30日に放送された。地下壕の奥で、慎平たちは影たちが“オカアサン”と呼ぶハイネと遭遇。たくさんの血が流れる衝撃展開を声優陣の熱演が盛り立てた。(以下、ネタバレがあります)
同作は漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)にて2021年まで連載され、累計1億3000万PVを獲得した田中靖規による同名漫画が原作。主人公の慎平が幼なじみ・潮の死をきっかけに、生まれ故郷である和歌山県の離島・日都ヶ島に伝わる謎の存在“影”と死闘を繰り広げ、真相を解き明かしていく。全25話、2クールかけて物語を完結まで描く。
TOKYO MX、BS11、カンテレ、九州朝日放送、アニマックス、J:テレでの放送の他、ディズニープラスにて見放題独占配信中だ。
前回の予告でサブタイトルが「血の夜」と明かされたときから視聴者の間で不安視されていた第12話。やはりそのサブタイトル通りの衝撃的な展開となった。
これまで、“食餌”と称し、ヒルコ様に死んだ人を与えてきたと語る朱鷺子。ヒルコ様とは、夏祭りの日に神社に現れた大きな影が「オカアサン」と呼んだ着物の少女・ハイネのことだった。夏祭りでの大虐殺は、衰弱したハイネのためなのだ。
島で唯一の病院を営む朱鷺子の家族は、代々ハイネに“食餌”を与えてきた。そして、この夜の“食餌”として運ばれてきたのは、島を訪れていた刑事と、潮の遺体。潮の遺体は、葬儀のときに朱鷺子の父がすり替えていた。
朱鷺子がハイネに協力しているのは、“影”となった母親を守るためだった。ハイネが死ねば、母親も死んでしまう。
そんななか、気を失った澪を人質にした大きな影が現われた。大きな影は、慎平の右目について「高次元の視点から自分の流れを俯瞰し、いくつもの並行世界を観測」、そして「観測した世界を事実にする力がある」「今この世界は君がレンダリング(描写)している」と言う。ただ、その力は使いこなせておらず、死によってループというのはそこに由来するのだった。
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