「川咲さくらとの出会いで人生が変わった」声優・菅野真衣、IDOLY PRIDE 1st EPを語る

2022/07/02 21:01 配信

芸能一般 インタビュー

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楽しいだけでなく、もっと上を目指していくための前向きな旅立ちの曲になってます

この青春アイドルコンテンツには、サニーピース、月のテンペストTRINITYAiLELizNoirⅢXという5組のアイドルグループが登場している。1st EPには、昨年末にカウントダウンコンサートで披露された、サニーピースのお祭りソング「全力!絶対!!カウントダウン!!!」に加えて、シンガーソングライターのたむらぱんが手掛けた、全グループを含めて初となる川咲さくらのソロ曲「もういいよ」が収録されている。公式にタイトルが発表されたときは、“マネージャー”と呼ばれるファンが、終わりや別れの予感にざわついたが、菅野も「私も最初はどういう意味なのかわからずにびっくりしました」と打ち明ける。

「いつも明るくて元気な曲を歌ってるさくらちゃんが、“冷たいなんて言わないでよ”と歌い出す曲になってて。陽というよりは陰の曲だったし、「もういいよ」というタイトルもバッドなのか、グッドの意味なのかもわからなかったんですね。でも、レコーディングのときに田村さんに聞いたら、この曲全体に『陰の要素はない』とおっしゃっていて。“お互い”や“あなた”も出てくるけど、さくらちゃん以外の人はいないらしいんですね。今までの価値観から前向きに旅立っていくさくらちゃんの葛藤や揺れ動く日々を描いた曲だったんです。過去に大きな病気を患っていて、生きるか死ぬかの瀬戸際を乗り越えてきた彼女は、ある種、普通に生きているだけでも奇跡だし、サニーピースが結成された時点で、アイドルとしては完結してた。アイドルとして過ごせるだけでうれしかった彼女が、壁にぶち当たって…。トップに登りつめていくためには、楽しいだけではやっていけないことに気づいて、成長していくっていう。楽しいだけでなく、もっと上を目指していくための前向きな旅立ちの曲になってますね」

さくららしく、楽しく歌わせていただきました

また、表題曲には、彼女を含む各グループのリーダーが集結している。長瀬琴乃役の橘美來、天動瑠依役の雨宮天、神崎莉央役の戸松遥という個性も声色も異なる声優陣4人の中で、彼女はひときわ明るく元気で、まさに太陽のような歌声を響かさせている。

「さくらちゃん以外のリーダーは強いクール系が多いんですよ。ユニゾンで歌うところも多いので、どう歌おうかなって迷っていたんですけど、ディレクターさんから『抑えなくていいよ。さくらちゃんらしく歌って』と言っていただいて。個性を爆発させていいんだなと吹っ切れたので、さくららしく、楽しく歌わせていただきました。そして、完成した楽曲を聴いたら、4人がユニゾンで歌ったときの迫力がすごいなって感じて。それぞれのグループを象徴するような歌詞も入っているし、みんなで一緒に歌って盛り上がっていくところもある。リーダー楽曲でありつつ、『IDOLY PRIDE』という作品のすべてを詰め込んだテーマソングのような曲にもなっているので、応援してくださるマネージャーさんの皆さんと一緒にいつかライブで歌えたらいいなって思ってますね

(取材・文/永堀アツオ)

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