アルバムのラスト3曲は、自身作詞の「全力DREAMER」作曲も手がけた「HOME」、そしてリード曲「Go Live!」の流れが圧巻。ただでさえパッション溢れる今作をダメ押しのようにグンと盛り上げる展開は必聴だ。
「実はこのアルバムは、ライブのセットリストのように曲順を構成したんです。私のイメージだと12曲目の『Stand by you』が本編のラスト。13曲目の「全曲DREAMER」以降がアンコールで、『ここからまた盛り上がっていくよー!』というMCが聞こえてきそうな感じですね(笑)。1曲目の『MY ENTERTAINMENT』もライブのプロローグのイメージにピッタリで。今はサブスクで自由に聴ける時代ですが、あえて頭からお尻までこの順番で聴いてみるのもいかがでしょう?という一つの提案も込めています。『全力DREAMER』は水樹奈々らしいザ・応援ソング。地元の愛媛で放送中の『ひめDON!』という情報番組のテーマソングとしてオファーをいただき、「前向きになれる楽曲」をテーマに作っていきました。自分が愛媛にいたときのことも回想し、夢に満ち溢れていた当時の思いも楽曲に込めています。『HOME』はまさにライブのアンコールをイメージして作った曲。自分のライブへの想いを今だからこそギュッと落とし込めたんじゃないかと思います。今年の1月、841日ぶりに有観客ライブを行って。熱望していたステージだったので、私、登場の瞬間から泣いてしまって(笑)。歓声は聴こえなくても、皆さんの振ってくださるペンライトと細胞から音が聴こえるような気がして胸が熱くなりました。そのときの“ついにここに戻ってきた、私のホームグラウンドはここなんだ”という気持ちをそのまま曲にしています」
彼女らしいポジティブさが詰まったナンバー「Go Live!」にも特別な想いがあると話す。
「ラストはやっぱり皆さんに前向きな気持ちで聴き終えてほしかったし、私自身もとびきりの笑顔で締めたくて。夢や目標に向かう全力な人たちに届けたいメッセージが、ありのままのストレートな言葉で綴られています。この曲も作詞はヨシダさんなのですが、夢を叶えるためには一筋縄ではいかないところもある、前向きでいたいけれど壁にぶつかった時に現れる人間の弱さや尖った部分、毒っ気のあるようなところも包み隠さず表現していただいているところに共感します」
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