アンジュルム、初めての“何もない”武道館で得たものとは?

2017/05/16 10:00 配信

芸能一般

5回目の武道館を成功させた。アンジュルムの和田彩花、中西香奈、竹内朱莉、勝田里奈、室田瑞希、佐々木莉佳子、上國料萌衣、笠原桃奈

ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループ・アンジュルム。4月9日の埼玉・三郷市文化会館公演からスタートした、彼女たちのコンサートツアー「アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~」が、5月15日の日本武道館でファイナルを迎えた。

スマイレージ時代から数えて5回目となる武道館だが、“なにもない”武道館公演としては今回が初。今まではスマイレージやアンジュルムとして初武道館、福田花音田村芽実、それぞれの卒業公演の計4回とスペシャル感が漂うものだった。

もちろんメンバーはそんなことも気にせず、一曲目のライブ新曲として書き起こされた「無双 Strong!」からフルスロットルでスタート。インディーズ時代のファーストシングル「ぁまのじゃく」など、スマイレージ時代から楽曲を含む全24曲(アンコール含む)を歌いあげ、“スマイレージ×アンジュルム”というテーマの世界観に、訪れた約6500人のファンたちを熱狂させた。

メンバー構成は9人のアンジュルムだが、現在は3期メンバーの相川茉穂が病気のため活動中止中。しかし、ライブ中盤で歌った「乙女の逆襲」の間奏中では、実際は相川のソロダンスとなるシーンで、ライティングが相川のメンバーカラーである緑色になりメンバー8人がダンスを魅せるなど、メンバーとスタッフが相川のことを思いパフォーマンスを披露する一幕も。3期メンバーの室田瑞希も最後のあいさつで「8人で(ツアー)を回ることができて本当にうれしいですし、気持ちは9人で回れました!」と同期愛を語っていた。リーダーの和田彩花も「スマイレージとアンジュルムは別のものだと思っていた。でもこのツアーを通して、どの時代もどの時期も、ずっとグループのことが大好きだったり、このメンバーといろいろなことをしたい!という気持ちは変わらない。大好きだからこそ、変化をもとめている」と、さらなる進化を誓った。

彼女たちにとって1年ぶりとなるホールツアー&武道館公演。2017年はメンバーの休業など、さまざまな困難とともにスタートしたが、この逆境を今回のツアーを通して力に変えた彼女たち。公演ラストのメッセージからも感じ取れるように、“何もない”初の武道館公演は、次のステージへと駆け上る“何かを得た”ステージとなったに違いない。

今回の武道館公演では、6月21日(水)に発売となる「愛さえあればなんにもいらない/ナミダイロノケツイ/魔女ッ子メグちゃん」トリプルA面シングルを披露し、会場のファンを魅了した。

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