2022/07/07 13:00 配信
お寺に着き、絶望状態の先生だったが、住職の廣中から、それまでどんな生活をしていたのかと尋ねられ、先生は母親との確執をすべて打ち明けると、住職は「つらかったな」という言葉をかけてくれたと言い、先生は「初めて子どもに寄りそって話してくれる大人に出会いました」と、当時をふり返った。
そして、16歳の8月から始まった“駆け込み寺”での生活は、さまざまな境遇で問題を抱えた8人のメンバーとの共同生活で、仲間たちとともに規則正しい生活を送って3ヵ月後、「地元に戻って、学校に行きたい!でも、お母さんには会いたくない…」という複雑な思いを抱き始めた先生は、住職のアドバイスもあり、実家の近所にある従兄弟の家から学校に通うことになる。3ヵ月ぶりに娘に再会し、“娘は努力して変わった。私も変わらないと”という当時の母親の思いを知った先生は、「お母さんも、自分の考えを押しつけていたことを改善する努力を始めてくれました」と語った。
その後、地元に戻り、良い方向に動き始めたかと思えた小田先生だが、従兄弟の家で、ヤンキー生活よりも夢中になれる“とあるモノ”に出会ってしまい、完全な引きこもり生活を送るようになる。どん底生活から脱出するため、自ら「もう一度、お寺に戻ろう」と決断し、再びお寺へと戻った先生は、そこで親からDVを受けていたという仲間からの言葉をきっかけに、母親への思いも変化していく。
母と娘の強い絆でつむがれた更生物語、小田先生が自身の経験から学んだ教訓に生徒たちは大感動となる。
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