入山法子、『雪女と蟹を食う』は“宝物の作品”に 初共演の重岡大毅は「まっすぐで裏表のない方」

2022/07/07 07:00 配信

ドラマ インタビュー

「雪女と蟹を食う」出演の入山法子にインタビュー撮影=阿部岳人/衣装協力=SHIROMA

ジャニーズWEST重岡大毅入山法子共演の「雪女と蟹を食う」が、7月8日(金)にスタートする(毎週金曜深夜0:12-0:52、テレビ東京系)。同ドラマは、人生に絶望し自殺を図ろうとしていた男性・北(重岡)と、孤独なセレブ人妻・彩女(入山)が北海道を目指して奇妙な旅を繰り広げるラブサスペンス。今回、入山が取材に応じ、役作りや重岡の印象、撮影エピソードなどを語った。

感情を表に出さない役に苦労も


――演じる彩女の印象を教えてください。

原作漫画からは、男性が思い描く“いい女”を具現化しているという印象を持ちました。原作の彩女をリスペクトしつつ、ドラマにしかない彩女を演じるため、監督ともいろいろ相談して作り上げていきました。

――演じる上で意識したことは?

彩女はつかみどころがなく、感情を表に出さない女性。お芝居は相手のセリフを受けて、感情が動くことが普通ですが、揺れる感情を表現しないということに苦戦しました。エンジンがかかっているけど、発進できないような(笑)。あと私、まばたきの多さをよく注意されるんですが、本作の予告映像を見ると、まばたきをあまりしてなかったみたいです。本心を隠しているという点で、無意識のうちにまばたきを気を付けていたのかもしれません。

――つかみどころのない女性というキャラクターを、どのように役に落とし込みましたか?

本当に悩みました。今までで一番クランクイン前に緊張していて、プレッシャーも感じていました。彩女をかわいそうな女性として見られたくないと思い、その中で大切にしたのは、彼女の強さ。言葉にしていない心の奥底の思い、彩女なりの正義、抱えている痛みにとにかく寄り添おう、演じる私しか彩女を生きてあげられないんだという気持ちで挑みました。反省することもいっぱいありますが、自分なりの精一杯で演じきることができました。