日向坂46、コロナ禍の活動を振り返り「この2年間があったからこそ成長できた部分がある」

日向坂46の金村美玖、河田陽菜、上村ひなの撮影:金澤正平

河田陽菜「一人一人心の中で思うことがあり、思うように進めなかった時もあった」


――ここ2年間くらいが収められているということで、東京ドーム公演が二度にわたって延期になったり、新型コロナウイルスで活動が制限されたことなどが中心になっています。イベントの中止など思うように活動ができず、皆さんの内面的な部分でもこれまでにないほどつらい時期だったと思います。

金村:そうですね。(感情が)上ったり下がったりみたいな、そういう山がたくさんあった2年間だと思います。デビューして、「キュン」「ドレミソラシド」と(リリースして)、いっぱい活動が増えてうれしいってなっていたことや、けやき坂46の頃の苦悩から上がってきた様子を「3年目のデビュー」では描いていただいていたので、(今作では)そこからの波のある感情、起伏みたいものが分かる映画になっているのかなと思います。

上村:この映画で描かれている場面が全てではなくて、本当にそれぞれいろいろな思いがあった2年間だったと思います。私自身もすごく気持ちが落ち込む時もあれば、すごく楽しく活動していた時もあったりして、本当にそれぞれなので。でも、そのそれぞれが集まって日向坂46なので、(気持ちが)沈んでいた時期があったとしても、しっかりとこの映画を見ることで向き合えたらいいなって思います。

河田:メンバーは22人いますけど、一人一人やっぱり心の中で思うことがあって、それがいろいろ交わるから、うまくいく時もあれば、思うようにみんなが進めなかったりする時もあったと思うので、そういうところも描かれているなぁって。

竹中優介監督:この2年間は、聞く人によって全然違うことが出てきましたね。なので、映画を見ていたら「この人はこんなことを思っていたんだ」って驚く人もいると思います。

金村:それは私たちには知り得ないことだったので…。

河田:ちょっと怖い…。

上村:みんなで一緒には見ない方がいいのかな(笑)。

金村:送ってください(笑)。

竹中監督:でも、今回はみんなで見ない方がいいかもしれないです。

3人:え~!?

東京ドーム公演で感じた「ファンの皆さんは私たちにとって活力」


――大きな目標の一つとしていた東京ドーム公演が二度も延期となってしまいました。モチベーションを保つのも大変だったのでは?

金村:確かにそうだったと思います。1回目が延期になって、「ひなくり」(日向坂46のクリスマスライブ)を東京ドームでやるはずだったんですけど、配信ライブを無観客の幕張でやったんです。でも、それがすごくいろんなことを感じさせられました。カメラに向けてやっているんですけど、その奥にファンの皆さんがいるって感じられなくて、それがパフォーマンスにも影響が出ちゃっているなっていうのをすごく感じたライブでした。なので、今年3月に東京ドームでライブをやって、満員のお客さんがいるということは、本当に私たちにとって活力になっているんだなとすごく感じました。

河田:何回も延期して、それでも(東京ドームのステージに)立てたっていうのがすごくうれしいなという思いがあって。この何年かずっと離れないでいてくださったファンの方がいらっしゃるからこそできたと思うので、そのために私たちも頑張らなきゃっていう気持ちだったんですけど、やっぱり東京ドームは満員でやりたいなっていう思いはみんなあったと思いながらも、「いつだろうな?」っていうのはずっとみんなの心の中にありました。

上村:なかなか東京ドームの舞台に立てない日々が2年間も続いて、やりきれない思いとかもそれぞれあったと思うんですけど、この2年間があったからこそ、すごく変化した部分だったり、成長できた部分があると思うので。今回東京ドームのステージに全員は立てなかったんですけど、気持ちは22人で立てたことで、これまでの2年間をプラスにできたかなって思います。