日向坂46、コロナ禍の活動を振り返り「この2年間があったからこそ成長できた部分がある」

日向坂46の金村美玖、河田陽菜、上村ひなの撮影:金澤正平

上村ひなのの「普通になりたい」に金村美玖が“待った”


――では、それぞれ今後の目標を聞かせてください。

金村:私はやっぱりグループでいつか海外に行きたいなって。どうしても行きたいんです。(コロナ禍で)行けなくて。でも、やっぱり番組のロケとか、乃木坂46さんがグアムのロケとか行っていたのを見ていた世代なので、「すごい楽しそう~」と思って。それをいつか日向坂46でも実現したいです。(「日向坂で会いましょう」では)宮崎とかには行かせていただいて、それはすごく思い出に残っているので、海外で…ハワイで、みんなでハワイに行きたいです。誰かお願いします(笑)。

河田:私は見て見ぬ振りをしちゃうんです。間違えを見つけても、すぐ見て見ぬ振りをしちゃうので、それをやめたいなって思います。立ち位置とか違うかなっていう子がいても、自分の中で「まあ、いいかな」って妥協というか、グループにとって良くないことをしちゃっているので、そういうのは言わないといけないなと思います。

金村:言ってなかったんだ?

河田:間違えていると思っても「あぁ、そうか…」って。自分のことは自分で直せるんですけど、他の人が間違っていたら教えてあげた方がいいのに、自分の中で消化してしまって(指摘してあげられない)。「もしかしたら分かっているかもしれない」と思って言えないんですけど、グループ全体を良く見せるためには言った方がいいなと思うので頑張ります。

上村:私、すごく性格が変わっているので、普通になりたいと…。

金村:ちょっとちょっと(笑)。いいよ、個性は伸ばしていこう。

上村:面白いことが意図して言えないというか、ふと出た言葉を「面白い」と言っていただけたりとかして。自分が思っている面白いことを言っても、意外と受けないことも多くて。そういうところをすごく悩んでいるので、普通の感覚を身につけたいなというか、バラエティー能力というかトーク力を身につけたいなと思います。苦手意識が実はあるので、そこを克服していけたらいいなって思います。

金村美玖「ネガティブな部分も、全てが込みで日向坂46」


――最後に映画で見てもらいたいところを教えてください。

金村:今回は、やっぱりコロナがあって思うように活動ができなかったところだったり、メンバー同士で思っていることが違って衝突みたいなものがあったりとか、ちょっとネガティブな部分も映されています。でも、その全てが込みで日向坂46だなって私は思うし、それがあって今があると思っているので、そういう部分もファンの人に分かっていただいて、こういう時もあったけど今こうして活動できているんだなということを、一緒に共有することができたらいいなと思っているので、ぜひ見てほしいです。

河田:ずっと密着していただいて、撮られていると私たちも思ってなく生活していたので、本当に全部が素なので、そういうところも見ていただきたいですし、やっぱりファンの方が見えない裏側というか、良い部分だけじゃなくて、ネガティブな部分も描かれていると思うので、全部を見てほしいなって思います。

上村:こういう活動をしていると、本当はあまり苦しんでいる姿など見せてはいけないものだと思うんですけど、そこをあえて見せている映画だと思うので、ちょっと心にくるものがあったり、ちょっと涙が出てしまうような内容なんじゃないかなって思います。でも、それも含めて私たちだと思うので、そんなところも楽しんで映画を見ていただけたらうれしいです。