植田真梨恵、初めての映画は「地道で奇跡的な瞬間の連続でした」

2017/05/17 07:10 配信

映画 インタビュー

「意味深ショット」も話題になった前野朋哉はミステリアスな人?(C)2017 トモシビパートナーズ


――勝手に飛んで行ったんですか!?(笑)

はい(笑)。私は何もやっていないんですよ。前野さんが勝手にきて、飛んで、波がさらって、終わったらみんな笑っている、そんな撮影でした。もう寒くなってきた時期の海だったので、役者魂にただただ感動していました。本当にすごかったです!

――さすがですね(笑)。他に印象に残っているシーンはありますか?

全体を通して言うと、とにかく銚子の街が素晴らしい、の一言に尽きますね。どこを切り取っても美しく画になる所で、その風景一つ一つがすてきな街でした。その中に駅伝をする高校生たちがいて、あの白い体操着姿というのが、もはや現実のものではないというか、ファンタジーのような白さを放っている。何か唯一無二な感覚がありました。

――植田さんも体操着で走ってみたいと思いましたか?

いやあ…私は絶対に走っちゃ駄目な人です。

――それはなぜですか?(笑)

私は走り方が変なので(笑)。ミュージックビデオでも走っているものがありますけど、あれで絶対に走っちゃ駄目だなと思いました。

――あ、「心と体」ですね(笑)。

あー! タイトル言わないでください…(笑)。私の走りって何であんなにバタバタしているんだろうって…悩みました。今回、私が走るシーンがなくて良かったです!

――分からないですよ。来年あたり「トモシビ2」があったら、もしかしたら…?

いやいや駄目です! キミエは絶対に走れませんってお断りしましょう(笑)。でも、私はダメですけど、キミエ本人はすごく格好良く走れるかもしれませんね。それでも監督を説得しますけど(笑)。

――劇中歌の「まわりくるもの」は最初からこれ!と決めていたのですか?

「まわりくるもの」に関しては、昨年7月に赤坂BLITZで行った私のライブ「PALPABLE! BUBBLE! LIVE! -SUMMER 2016-」を監督が見に来てくださっていて、そのときに「まわりくるもの」を聴いてくださって、「この映画のために作ったような曲ですね、映画にピッタリです!」と仰ってくださったんです。

その後「ぜひ映画の中でもこれを歌ってもらえませんか」って言っていただいて、うれしいなと思いながら歌わせていただきました。

私自身の歌でも、故郷を思った曲や場所を歌った曲ってほぼなくて、その中で「まわりくるもの」は、唯一大切な場所を思って作った曲なので、ある意味この作品とリンクしていたのかなと思います。