――“仲間の絆”のような関係性を築くのに今田さんが意識していることはありますか?
私、もともとちょっと人見知りのところがあるんです。なかなか自分から話しかけるのが苦手だったんですけど、でもそれじゃあ、相手のことは知れないと思って、本当に他愛もない日常的な話でも、相手のことを知りたい、知ることって結構大切だなって思うようになりました。あんまり話すのが得意ではないんですけど、ちゃんと話してコミュニケーションをとるということは、当たり前のことかもしれないですけど、すごく大事にしたいなって。
――女優さんは、「初めまして」の機会が多いと思うのですが、人見知りだと苦労することもあるんじゃないですか?
初めての現場だと緊張しますね。本当にはじめましてだと、どんな方かもわからないし、勝手にテレビで見ているけど、実際どんな方なんだろうとか。話していいタイミングなのか、いろんなことを考えすぎちゃって、話しに行けなかったりしちゃいます。でも、皆さん本当に優しい方ばかりなので、そこはもうちょっと話しかけてもいいのかなと最近思うようになりました。(笑)
――実際に、バズのような上司がいたらどのようにコミュニケーションを取りますか?
イジーにバズが心を開いたのは多分、イジーも、バズに対して心を開いているからだと思うんです。イジーから、弱い部分を見せたりっていうのがあると思うので、やっぱりちょっとオープンになった方が向こうも入ってきやすいのかなって。ちょっとお茶目ちゃんなのもいいなと思います。
――今田さんの人生を変えたディズニー作品はありますか?
昔からプリンセスは好きでした。あんなふうになりたいと思っていましたが、中でもラプンツェルが好きです。キャンドルに囲まれて、船に乗っているシーンがすごく好きです。閉じ込められていた場所から自分の髪の毛で、自力で一歩踏み出し、そこから一気に世界が広がるというのは大人になったら出来ないことなのかもしれないですけど、自ら勇気を振り絞っていくのはなかなかできないことではあるので、イジ―もそうですが仲間の存在は大きいと思います。
――最後に、遂に公開を迎え、夏休みに、家族や友達と見に来たり、いろんな人が見に来る機会があります。今田さんから、見に来る方々に向けてメッセージをお願いします。
『バズ・ライトイヤー』は、アトラクションに乗っているような迫力と、宇宙の広大さと、それにプラスして、バズって実はこんな人だったんだって知ることもできます。バズの人間らしさを知れるのも今作ならではだと思うので、それに勇気をもらえますし、イジーは勇敢で、ちょっと背伸びした、ジュニア・パトロールですけど、お互い弱い部分や苦手な部分、そういうところを本当に支え合いながら、みんなが成長していく物語なので、やっぱり仲間ってこんなに素敵なんだっていうところを、ぜひ見てもらいたいです。
◆取材・文=山田椋太
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)