滝中の遺体が見つかった313号室は現場検証が終わり、翔太朗たちは部屋に戻り昨夜の話になる。滝中の体は厨房で切断されたらしい。それをわざわざ上半身を病室まで運んできたらしいが、その物音に誰ひとり気づかなかった。いつもだったら巡回の看護師が来る音だけでも目が覚めたり、明け方まで眠れなかったりするというのに。睡眠薬でも飲まされたのかのようだ。
翔太朗がアリサに会えなかったのは、機械のトラブルで病室を代わっていたからだった。病室に戻ったアリサは、翔太朗の無事を確認し、電話で話せたことで2人に少しだけ穏やかな空気が流れる。そんな夜、病室で寝ていたアリサは変な物音で目が覚める。気になって音の方へ歩いていくと、前日病室を代わっていた老婆が目の前に! そして「ここから逃げろ」と叫ぶ。この老婆がキーマンとなるのか。
313号室では、看護師の山根が翔太朗をはじめ患者に薬を配っている。紙コップに入れられた薬とその薬を飲むシーンが、ひとりずつアップされる。滝中が殺された昨夜もこのように薬が配られていたんだろう。この中に睡眠薬が入っているのかが気になる。
山根は病室にいなかった下塚を、トイレで電子タバコでも吸っているんだと思い探しに行く。山根が声をかけながら男子トイレに入っていくと、突如電気が切れた。そしてトイレの個室で、下塚が顔を便器に入れるように倒れていたのを見つける。山根が下塚を助けようと体を起こさせようとすると、下塚の頭部が切断されていた。
ナースコールの謎、翔太朗とアリサの事故原因となったトラック、院長室の写真、老婆のアリサへの「ここから逃げろ」の言葉、アップされた薬、そして313号室の患者の切断されたふたつの死体。病院内で起こるミステリアスな出来事と猟奇的な殺人に、身震いが止まらない。
「史上“最恐”ミステリー」と銘(めい)打つ恐怖に、「毎回殺され方が怖いのよ」「赤ナス怖い」などの言葉がTwitterにとどろく。「しょうちゃんとアリサを会わせたがらない医者と看護師も怪しい」「この刑事、やけにサイコパス推しなの何…? お前が犯人か…?」などの考察はもちろん、「内容めちゃくちゃ怖いけど、最後まで見れるのは、合間に翔太朗(勝利くん)がかわいいからだと思う」「事情聴取されてるときの勝利の顔めっちゃ好き…かわええ…」と、史上“最恐”ミステリーの中の癒やしを見つけながら、ドラマを楽しんでいるようだ。
第3話の予告映像では、榎木田院長、医師の石原、看護師の山根、西垣などの何か知ってるような薄気味悪い笑みが印象的だ。老婆の「まだまだ殺されるよ」の言葉と同時に流れる山中でのシーンは誰なのか。そんな中、ナースコールの謎が明らかになるという。第3話は、7月25日(月)放送予定だ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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