俳優の藤原紀香が7月20日、都内にて開催された「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」第4期発表会に、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、ウエンツ瑛士、前田敦子、小雪、紗栄子、溝端淳平と共に出席。企業のあるべき姿について、舞台版で自らが演じたこともある「サザエさん」を例に挙げる場面があった。
2021年1月13日に発足した同プロジェクトは、株式会社中小企業のチカラが参画企業と共に日本経済活性化に向けて活動。第1期よりプロジェクトのアンバサダーを務めている田村をはじめ、ウエンツ、前田、藤原、小雪、紗栄子、溝端の第4期アンバサダーが登壇した。
アンバサダー7人と参画企業の経営者46人がオンラインを通じてトークを展開するこの日の発表会。田村は「1期目からやらせていただいているんですが、中小企業と言っても本当にいろんな種類の中小企業があって、一つ一つ会社を知って経営者の方と話をすると、すごく面白い話が得られて、僕自身も人生の刺激になる」とコメント。
「中小企業の方も僕たちみたいに普段あまり触れ合うことがない人と話をすると、それはそれで刺激があるということなので、これからもお互いに刺激を与え合える存在になれたらいいなと思っております」と続けた。
「新たな挑戦」という話題では、田村が「新しいことに挑戦して失敗するかもしれないけど、失敗から何かを得てまた新しいことにつなげる種にしていくことが中小企業の良さ」と持論を展開。
さらに、経営者と関わりを通して「みんな自分の会社の話をする時、生き生きする」と感じたことを明かし、「自社の話をするのに生き生きするってすてきじゃないですか。吉本興業にはそういう社員があまり見受けられない」とジョークを飛ばすと、この日司会を務めたフリーアナウンサーで、田村と同じく吉本興業所属である久代萌美は「そんなことないですよ」とフォローしていた。
また、今期より新アンバサダーとなった藤原は「中小企業さんのお手伝いができるというすてきなご縁をいただいたこと、本当に感謝しています」と笑顔。経営者と話をする機会も多いそうで、社員から積極的に意見が挙がらない、という悩みには「それは社風がそうなっちゃっているから」と考えを述べる。
「失敗に寛容でない社風であったら若手社員も言えない。一番良い企業って『サザエさん』みたいなおせっかいな会社。なんでも挑戦する空気を与えてくれるというか、失敗しても落ち込んでいても『みんなでカバーしようよ』というようにおせっかいな会社ほど、元気なんですよね」と、舞台版で自らが演じたこともある「サザエさん」を例に挙げていた。
◆取材・文=山田健史