安部乙、自分らしさを見せたファースト写真集 演じる役は「新規開拓」したい

2022/07/23 19:00 配信

芸能一般 インタビュー

最初は自然体でいることが難しかった

安部乙撮影=岡田健


――安倍さんは女優としても活躍されていますが、グラビアの撮影と演技で違いを感じることはありますか?

本当に、みんなが知っていることを言うんですけど、セリフがあること(笑)。あとは演技ではどれだけ動きを自然に見せられるかですね。動きながら表情を作ったりセリフを実際に言ったりというのはグラビアの撮影にはない演技の難しい部分だなと思います。でも表情を作る面ではグラビアでの経験が役に立っているな、いかされているなと思います。

――では役としての表現と、自分自身を表現することはどちらが難しいですか?

今回、自然体でいることがめっちゃ難しいなと思いました。今まではカメラマンさんから「こういう雰囲気だからこういう顔で」とか「このポーズで撮ってみよう」と言っていただくことが多かったんです。でもこの撮影は自然体で何の表情も作らずに、何のお題もないというか(笑)。自分の好きなようにやるほうが難しいなと思いましたね。だから最初はどうしたらいんだろうと困っていたんですけど、前さんが音楽をかけたり喋りかけてくれたりして、距離が縮まってからどんどん素を見せられるようになりました。

――ファンの方は今回の写真集をすごく楽しみにしていると思います。みなさんにどう受け取ってほしいですか?

素の表情が多いし、これまで見せてない顔もいっぱいあるから、プライベートな安倍乙と2人で沖縄旅行に行っているみたいな気分で楽しんでもらえたら嬉しいです。

安部乙撮影=岡田健


真逆の役柄は、田中みな実さんの動画を見て勉強

安部乙撮影=岡田健


――そして安倍さんは現在「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)内で放送中の「あざと連ドラ」に出演中。地方出身の主人公のあざとかわいい先輩という役柄ですが、役について最初はどんな印象を持ちましたか?

香織先輩の設定が28歳くらいで私は22歳だし、普段はポンコツと言われることがすごく多いから、仕事ができるキャリアウーマンみたいな役は自分と真逆だなと思いました。女子力高めなところも正反対だし(笑)。それにOLの経験もないじゃないですか。まあ、殺人犯の役をやる方も経験はないと思うんですけど(笑)。だから大丈夫かな?と心配でした。

――実際に演じてみて、いかがでしたか?

最初はぎこちないというか、腑に落ちない部分があったんですけど、香織先輩のモデルが田中みな実さんらしくて、動画を見て勉強してなりきれたかなと思います。あとは共演した片山(友希)さんから「香織先輩はこういう人だと思うから、背筋をピンと伸ばしたほうがいいと思うよ」とアドバイスをもらって落とし込んだり、みんなで協力しあって頑張りましたね。

――あざとさについて意識した部分はありますか?

「できるだけ嫌味のないあざとさで」と演出家さんがおっしゃってくれて、確かに台本を読んでも、後輩に対して意地悪ではなくてちゃんと協力してあげているし、周りの反感を買うような感じではないんです。だから見ていて「ウザいな」「うわっ」と思われるようなあざとさじゃなくて、ちゃんとお手本になるような、うまい塩梅で作ることは意識しましたね。ただ男性の上司にクイズを出して「ブッブ〜!」っていう感じとかは、周りもあざとさに気づくんじゃないのかな?とも思ったりして(笑)。でもあざといってすごいなと思ったし、勉強にもなりました。

安部乙撮影=岡田健

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