生駒里奈、“あたりまえじゃない”から努力を怠らない、仕事への向き合い方明かす「みんなもきっとそうだと思う」<OTHELLO>

2022/07/23 05:00 配信

ドラマ

「OTHELLO」インタビューより※撮影=阿部岳人

昔から、お化け屋敷も大の苦手


――脚本を読んだ感想は?

今回は、怖さがメインではなくて、どちらかというと、劇団員同士の友情やちょっとした恋心だったり、家族や姉妹の関係だったり、誰もが経験するであろう日常生活の中での思いや嫉妬心などが濃く描かれているという印象でした。

――演じる山口麻依はどんな人物ですか?

亡くなってしまったお姉さんの夢を追い掛けて、それを成し遂げようという責任感もありますし、純粋にお芝居がしたいという思いで、夢を持って一生懸命真っすぐがむしゃらに頑張っている子という印象です。

――ご自身に似ている部分はありますか?

私は、悩んでも自己解決するのですが、麻依ちゃんは悩んで行動に移せなかったりするので、「そういうことしてないで、前に行きなよ!」と奮い立たせてあげたくなります。なので、あまり似てはいないですね。

――鈴木光司さんの原作ですが、何か意識したことはありますか?

全体的にこの作品の照明が暗いんです。明るいところがなくて、だから自然と全体の雰囲気が暗く、じめじめした感じで進んでいきます。本を読んでいても、明るいシーンのはずなのにどこか愁いを帯びていたり、演出として既に雰囲気を作ってくださっているので、どちらかというと、素直に演じようと心掛けています。

――元々ホラー系は得意なジャンルですか?

怖い番組のCMが流れた瞬間にテレビを消すくらい苦手です。一人で家にいると怖いじゃないですか!自分の撮影だと、どれだけグロテスクなものを見ても全然平気なのですが、他の人の作品は、物だと分かっていても見れないです。なので、昔から、お化け屋敷も大の苦手です(笑)。

――では、ご自身の作品もあまり見られないのですか?

自分の作品は思い出もありますし、チェックとして見るのですが、他の作品はどれだけ裏側を知っていても怖いですね(笑)。

――最近、日常生活で恐怖を感じたことは?

毎日朝から晩まで撮影なのにどこか元気な自分がホラーかもしれないです(笑)。ただ、それ以上に怖いと思うのは、私たち出演者は休む時間もありますが、スタッフさんはずーっと動かれているので本当にすごいなと思っていて、スタッフさんの体力がいい意味で一番ホラーです(笑)。

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